自民党党員獲得ランキングはとても分かりやすい

コロナで皆が大変な状況にある中、4月に自民党が党員獲得ランキングを発表した。1位を見ると自民の性格がよく分かる。1位となった堀内詔子は、多くの共感を得たというよりも、富士急経営者一家の力を発揮したのだと想像させられる。

2位の二階幹事長は、このランキングの公表、ノルマ設定の当事者である。昔改革派として自民党を離党したはずが(新生党を結成→新進党→自由党→保守党→保守新党→自民党復党)、すっかり守旧派という印象だ(そもそも改革ブームを利用していただけで、ずっと守旧派であったのかも知れない。自民党に復党したばかりの頃に、党の総務局長などとして、郵政民営化の実現を助けたのは確かだが)。

6位は、民進党分裂の機会を利用して自民党に移った鷲尾英一郎だ(民主党出身。民進党分裂騒動があった2017年は無所属として出馬)。民主党時代からの支持者をある程度自民党員にすることで、自民党員を一気に増やせたのだろうか。

彼らは皆、自民党で認められるために必死になったのかも知れない(繰り返しとなるが二階幹事長自身が1993年に自民党を離党し、2003年に復党している。保守新党出身者に、その後小泉チルドレンのごく一部を加えた小派閥を率いていたが、2009年の総選挙で壊滅状態になった後、伊吹派入りし、これを継いでいる)。1位の堀内の義父は、郵政民営化反対派であった(2005年の総選挙で刺客を立てられたものの、無所属で当選した堀内光雄-その少し前までは現在の岸田派である堀内派を率いていた―)。党員獲得競争は、違う立場、考えであった議員に、忠誠を誓わせる便利な道具でもあるようだ。