今はどこにいるのか、繰り返しとなるなら、その未来は立憲民主党の分裂・・・

以上のことについて、今後何か、似たようなことが繰り返されることはあるのか、少し考えてみたいと思う。

いま日本は⑥にいる。第2党等が合流して、新たな立憲民主党が誕生した。前節で見た通りになるなら、②に戻る。つまり無理な合流、「対決路線か対案路線か」と言う問題で、立憲民主党が分裂するのである。

まさか、と言う人もいるだろう。「やっと、旧民主党(民進党)系がまとまったところだろう」と。筆者もそう思うし、この繰り返しを抜け出さなければならないという立場だ。しかし今は、繰り返しから抜け出せない場合の話だ。

立憲民主党の分裂はすでに、一部で予想されている。今は、「合流したばかり」、「ひどい離合集散が批判を浴びた」ということで、遠心力は働いていない。しかし次の総選挙で議席を大きく減らした場合はどうだろうか。グラグラしても不思議ではない。筆者は信じたいが、国民民主党出身者(もともとは同じ民主党だが)、第3極の出身者が、「世代交代が必要だ」あるいは「左派主導はダメだ」と、暴れだす可能性を否定はできない。前者の場合は、人事の問題であると同時に、対決重視の姿勢が問題だと言われる可能性がある。後者の場合は、安保政策、共産党との連携が問題視され得る。

ただしこれらについて、今は具体的な異論というのをあまり聞かない。後者に関しては、変えれば票を減らす面もある。一度負けたからといって簡単に覆すこと自体も、誰からも信用されなくなる危険がある。左派をおとしめるために、表面上は持ち上げられるという事も考えられるから、どうなるかは分からない。確かなのは、また第2党を一から作り直すような過程に入る事だ。その過程で、自民党に議員を吸収されるかも知れない。これは前節の③にあたる。

③はすでに起こっている事でもある。くだらない繰り返しだが、軽視はできない。しかし統一された民主党系(新たな立憲民主党)が努力をし、国民も野党から与党に行こうとする議員には厳しい評価を下し、乗り越えるしかない。とにかく与党側に移ろうとする議員の離党は、自民党も野党時代に苦しんだ(その後の自民党による議員の引き抜きは、多数派工作であると同時に、引き抜かれたことに対する復讐でもあったと言える)。どの党を支持していようとも、このような事は本来、認め難いはずなのだ。日本はほぼずっと1党優位だから、野党から与党への移動が、【自民党側は歓迎、野党側は憤慨】となりやすいだけなのである。

④の優位政党の分裂は、起こる可能性は低い。やはり与党の「うま味」というものがあるからだ。もし起こるとしても、それが、自民党を優位政党でなくすような本格的なものになる可能性は、さらに低い。

かつて、非自民の陣営に自民党の離党者が来たことは、トータルではプラスになった。しかしそれはもう実現しないと考えるべきだし、繰り返す必要はない。野党は自民離党者との合流ではなく、自力で成長するべきであり、国民もそれを助け、支え、離合集散や派閥の駆け引きではなく、選挙で政権が決まる国に、日本をするべきだと強く思う。

 

今も残る政界縦断志向→