1党優位の傾向・(準)与党の不振(①⑦)~変わらない結果~
与党という有利な立場にあった立憲政友会は、選挙前の議席をほぼ維持した。1議席減らしはしたのだが、元が多かったし、それは前の第10回総選挙の後の、入党者によって増えたものであった。第10回と11回の総選挙の結果をと比べると …
参院選でも振るわなかった新立憲民主党
2022年の参院選は次の結果となった。 自由民主党 選挙区 比例区 計 非改選 合計議席(同選挙前) 自由民主党 45 18 63 56 119(111) 公明党 7 6 13 14 23( 28 …
現状編(No.15~No.21)
現状編No.15 強引に見えるかも知れませんが、状況もその背景もあまりにでき過ぎている事は確かです。もちろん自民党に都合が良い事をもって右派野党(改革保守を含む)を問題ありとはしません(需要があるのだから)。変わるべきは …
絶望に絶望が重なった参院選
これを書いている2023年11月から2022年の参院選振り返ると、1年ほど前の事なのに、隔世の感すらある。というのはもちろん、参院選の頃には統一教会の問題が浮上しておらず、内閣支持率の水準も今よりずっと高かったからだ。正 …
現状編(No.7~No.14)
現状編No.7 みんなが自民党員になれば自民党の総裁選が大統領選挙のようなものになるという話もあります。しかし総裁選は国会議員の票が非常に重いですし、みんなが払う自民党の当否は事実上の税金になる。その先にさらなる変化があ …
第11章前編 1912年5月 第11回総選挙(前)第2次西園寺内閣~第3次桂内閣期
立憲政友会1減の205、立憲国民党5増の91、中央倶楽部18減の29。無所属21増の56、計381(初めて沖縄県で総選挙が行われたため、定数が379から同県郡部-市部選挙区は無し-の2議席分増えた) ①選挙 …
参議院は死ななかったが・・・
2021年の総選挙の後、筆者は参議院が「死んでしまう」事を心配した。 この総選挙についてはすでに述べたので省略するが、野党第1党が弱り、第3極に勢いがついた。 それでなぜ、参議院が「死んでしまう」のか。 参議院は都道府県 …
現状編(No.1~6)
現状編No.1 最近の岸田内閣については全体的に、いくら批判しても良いという雰囲気になっていて、この図の内容に当てはまらない部分もありますが、根底にある重要な問題だと考えます。これが野党の過度な、非自民票が分散するような …