日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
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安倍内閣の失政と1党優位

新型コロナ対策について、最初の間違いは、他国、特に中国からの入国を、早期に止めなかったことである。仮に実際に蔓延したのがヨーロッパから持ち込まれたものであったのだとしても、それは結果論であり、中国からの入国を止めなかった …

世界の1党優位(2020年6月に追加)

日本の1党優位の状況が異常だと言えば、当然、「他にそのような国はないのか?」ということになる。答えを先に言えば、多くの国々を調べたが、筆者が知る限り、一つの例外を除いて存在しない。 その例外は南アフリカだ。黒人差別が制度 …

日本維新の会と日本政治の今後

改めて、丸山、長谷川問題が生じた後の、日本維新の会の今後の予想をしたい。何パターンか出そうと思ったが、まずは一つ、そしてそこから枝分かれしていく形になった。ごく当たり前のもので恥ずかしい気もするが、次の通りだ。 しばらく …

日本維新の会の成功の先にあるもの

さて、この「ダブル失言」がなければ、維新の会は再び、ブームに近いものを起こせていただろう。それは、筆者が『政権交代論~内なる病、1党優位~』「維新の会はどこへ行けばいいのか」で書いたどのパターンとも違う未来であった。後か …

より警戒すべきは、ポピュリズム政党ではなく、自民党

ヨーロッパでは、第1、2党の右に右翼的ポピュリズム政党、左に共産党が改称した政党や、数は少ないが左翼ポピュリズム政党が位置し、それらが第1、2党に不満を持つ人々をある程度引き付け、2ブロック制(保守の大政党を中心としたブ …

イタリア 第2次世界大戦後~冷戦期

1943年、イタリアは南部を連合国軍に、北部を同盟国のドイツに占領された。北部ではドイツの傀儡として、イタリア社会共和国の建国をムッソリーニが宣言、共和ファシスト党を結成したが、蜂起が起こり、1945年に処刑された。19 …

野党と組むぞという脅し

五十五年体制下の、自民党には、派閥間の対立に敗れ、あるいは非主流派から脱せず、自分の派閥ごと自民党を去ろうとした、あるいはそれをうわさされた大物議員がいた。河野一郎、三木武夫、福田赳夫である。そしてこれを実現し、五十五年 …

スウェーデン

スウェーデンは18世紀前半、身分制の議会が強く、ハット党(対ロシア強硬派、自由派)とキャップ党(対ロシア融和派、保守派。メッサ党とも)が形成され、交互に政権も担当した。しかし激しい対立と腐敗が反発を招いたこともあり、一度 …

アイルランド

アイルランドは自治や独立を求める政党の議員などを、イギリス(大英帝国)の庶民院に送り出していた。独立に否定的な統一党(保守党)内閣期の1918年の総選挙では、穏健であり、それまでの主流派であったアイルランド議会党が大敗し …

維新の会はどこへ行けばいいのか

日本維新の会についても述べなければならない。同党には、以下の4つの道があると考えられる。 ①各地の地域政党の連合体を形成する。 ②新自由主義的な、反既得権益の第3極の再興を図る。 ③民進党系の再統一に参加する。 ④自民党 …

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