日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
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これまでの再統一への歩み

ここで、民主党系再統一の動きについて、簡単に整理しておきたい。最初は希望の党の方が前向きであった。 結局は衆議院議員の移籍にとどまった、希望の党への合流による民進党の分裂(希望の党への移動は、総選挙が迫っていたため、とり …

れいわ新選組と、NHKから国民を守る党について

自民党は、参議院の比例代表に特定枠を設けた。その背景には、合区の問題があった。2つの選挙区が1つに合併されたのが合区である。参議院では、日本全体で1つの選挙区である比例区の他、各都道府県が1つの選挙区であった。ところが2 …

これからの立憲民主党

維新の会は今回、小池都知事を支持し続け、希望の党を再度結成した松沢元神奈川県知事、そして小池都知事を支持し、後に批判して決別をしたことで知名度を上げた音喜多元都議を擁立した。これにより、定数は多い神奈川県、東京都の両選挙 …

立憲民主党の敗因

2017年の民進党分裂を日本人は評価し、その上で立憲民主党を希望の党(≒小池+民進党右派)に変わる第2党にしたのだから(総選挙前の議席数について希望の党は、立憲民主党を大きく上回っていた)、今度の結果を見て、安易に民主党 …

民進党系の敗北

政権交代の定着を最重要視することから、民主党の政権獲得、そして再度の政権獲得(与党時代の総括と、その経験を生かした政権運営)を願ってきた筆者にとって、国政選挙の結果は多くの場合、落胆させられるものであった(もちろん落胆さ …

参議院解散総選挙・・・

参院選の結果について述べていきたいと思うが、その前にまず、今回の参院選はあたかも、衆議院の解散総選挙のようであった。 以前、参議院には解散がなく、決まった時期に選挙が行われるから、1989年以降、自民党が敗けることも多い …

民進党の弱体化と分裂への道

2017年10月、民進党はボロボロであった。小池新党に議員を切り崩され、総選挙では大阪に続き東京でも壊滅しそうな状況であったし(すでに小選挙区で当選者をほとんど出せなくなっていた東京において、自民対維新が定着した大阪のよ …

参議院がある

日本は二院制である。総理大臣の指名、予算の採決、条約の承認については、参議院でも、投票、採決は行われるものの、衆議院における決定の通りとなる。一般の法案も、衆議院で可決されたものが参議院で否決された場合、衆議院で3分の2 …

比例代表制でない選挙制度と1票の格差

日本は1924年から1994年まで中選挙区制を採って来た(衆議院。ただし一度の例外あり)。そして1994年に小選挙区比例代表並立制となり、今もそうである。中選挙区制が自民党に有利に働いたことについては、すでに述べた(「疑 …

「なんでも約束」が許される自民党

従来の自民党型ばらまき政治の継続を求める人々、国の歳出を抑える新自由主義的改革を求める人々、社会民主主義政党が本来得意とする、社会保障の充実を求める人々、自民党はこのすべてのタイプの人々から支持を得ることができる政党であ …

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