日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
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民主党→民進党よ共産党を切れ!と簡単に言うな

共産党を切れ、ということについても、労組の場合とほぼ同じである。政権交代を実現した2009年の総選挙では、確かに共産党が候補者を減らしていなくても、民主党は過半数を取れていただろう。しかしこれは、すでに述べたように奇跡的 …

民主党→民進党よ労組を切れ!と簡単に言うな

自公両党の結びつきは強く、自民党が政権を握っている限り、公明党は自民党について行くだろう。だから「自公連立政権」を倒さなければ、政権交代は起こらない。それに、与党を分断して政権を得るよりも、野党が正々堂々と自公両党を下し …

野党再編をもう終わらせよう~民主党は完成形~

※「民主党は完成形」という事について筆者は、これを書いた後、少し違う見方をするようになった。民主党の結成と拡大は、社会党の色を薄めるばかりで、民主党を明確な政党にしなかったということを、より強く認識するようになったのだ。 …

社会党の不運と中道の限界

いよいよ日本社会党である。社会主義、非武装中立という非現実的な志向を持つものの、党内では優位にあった左派と、党を西欧の社会民主主義政党のようなものにしようとする右派との対立、左派の優位によって、ついに自力での政権交代を果 …

「なんでも約束」が許される自民党

従来の自民党型ばらまき政治の継続を求める人々、国の歳出を抑える新自由主義的改革を求める人々、社会民主主義政党が本来得意とする、社会保障の充実を求める人々、自民党はこのすべてのタイプの人々から支持を得ることができる政党であ …

社会(民主)主義以外の全政党が合体してできた自民党 アメリカの支援も

自民党は、歴史の長い政官財の癒着構造の中で、大量の資金、票を得てきた。それを実現することができたのは、財界の支持を受ける勢力が結集した政党であるからだ。 官僚の中には社会主義的な官僚もいたが、それらですら、社会党の独占と …

日本社会党系の苦悩

※『政党、会派の系譜』の「主要政党・派閥簡略系譜」のような、簡易的な政党の変遷を参照しながら読んで頂けると分かりやすくなると思う。   次に、自民党誕生後、つまり五十五年体制下の万年第2党、日本社会党の系譜を見 …

未熟な民主主義国家に宿った、第1、2党の連合体、最強の優位政党、自民党

※『政党、会派の系譜』の「主要政党・派閥簡略系譜」のような、簡易的な政党の変遷を参照しながら読んで頂けると分かりやすくなると思う。   さて、単独政権を維持した日本民主党(第27回総選挙後なので「第2次」鳩山一 …

疑似政権交代の背景にある自民党の多様性と中選挙区制

自民党の結成後、政権交代が全くなかった1993年までの38年間、つまり五十五年体制下、国民に一定の満足感を与えたのが、自民党内の主流派、つまり内閣の中心となる勢力が入れ替わる、疑似政権交代であった。それを可能にしたのは、 …

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