日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
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アメリカ

アメリカはイギリスに対する独立戦争で勝利し、王党派は国外に逃れた。国王などの権威による支配だけでなく、民衆の多数派による支配をも避けるため、大統領と議会がそれぞれ選挙で選ばれる、分権的な政治制度を採った。大統領も上院議員 …

右派も左派も必要

右派と左派、右翼と左翼という言葉は、冷戦が終結した今でも使われる。もうそんな時代ではないという声もよく聞くが、日々の仕事、暮らしに忙しい有権者が、政党の性質を判断する基準として利用するのに、なお有効だと、筆者は考えている …

「保守」対社民が基本パターン

1955年、保守勢力の結集が自民党結成によって完結した後、野党第1党は、新進党を除けば、社会民主主義的な性格を持つ政党であった。勢いを見せていた社会党に政権を取らせないために、保守勢力が結集したという面が大きかったから、 …

社会党の不運と中道の限界

いよいよ日本社会党である。社会主義、非武装中立という非現実的な志向を持つものの、党内では優位にあった左派と、党を西欧の社会民主主義政党のようなものにしようとする右派との対立、左派の優位によって、ついに自力での政権交代を果 …

イギリスでも廃止! 総理大臣が勝てそうな時に衆議院を解散する権限

自民党にはまだ、しかも強力の武器がある。総理大臣の、自由に衆議院を解散する権限だ。これについては、持っていないとする見方もあるが、いつの間にか定着し、今さら違憲だと騒いでも、状況は変わらない。 (憲法第7条には天皇の国事 …

この繰り返しだけは成功・・・ 倒れてもまた復活する1党優位

※『政党、会派の系譜』の「主要政党・派閥簡略系譜」のような、簡易的な政党の変遷を参照しながら読んで頂けると分かりやすくなると思う。   日本の政治は、優位政党の形勢、対抗政党の再編による強化、まれであり中途半端 …

定期的にある、政権交代

日本では議会史上、真の政権交代が一度しかなかったと述べた。それでは、他国ではどうであったのか、確認しておきたい。まずは先進国等の、20世紀以降を見る。 ・イギリス:1902年 保守党内閣 1905年 自由党内閣 1915 …

6. 他国との比較

※執筆が遅れた関係上、⑦以降を先取りする内容が含まれています。初めの方を読んで用語が気になる方は、先に⑦~⑨(または~⑫)をお読み下さい。 明治、大正期の日本における無所属の当選者、無所属議員の多さを見た。当時の日本の、 …

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