日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
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歴史・戦後編No.23~25

歴史・戦後編No.23 55年体制下の野党にはそれぞれ問題がありました。しかしそれは民主化されて日の浅い国における「挑戦者」としては当然で、問題はどう乗り越えるかという事。後からだから言えることかも知れませんが、色々あっ …

日本の国政選挙は、1強2弱の状況下での、結果の決まっている「人気投票」

議院内閣制とは、本来(先進国では普通は)、明確な理念を持った複数の政党の存在を前提としている。例えばアメリカの共和党はどんな政党で、民主党はどんな政党か、世界中の人々が良く知っている。それは他の先進国でも同じだ。イギリス …

変わらない1強2弱、1990年代に準備された2012年体制

今回の総選挙は、立憲民主党(立共両党)の一人負けであった。この10年間、自公が大勝、第2党の中道左派政党が100にも届かない不振、第3極が一定の議席、という状況が続いている。大まかに見れば「1強2弱」の、2012年体制と …

戦後の政党の変遷と位置関係

1945年-終戦、政党の復活。 ・     自由、進歩連立政権、社会・民主・国民連立政権。 ・     民主自由党~自由党政権(吉田内閣)。民主党政権。 ・     社会党再統一、自民党結成で55年体制成立、自民党政権に …

世界の1党優位(2020年6月に追加)

日本の1党優位の状況が異常だと言えば、当然、「他にそのような国はないのか?」ということになる。答えを先に言えば、多くの国々を調べたが、筆者が知る限り、一つの例外を除いて存在しない。 その例外は南アフリカだ。黒人差別が制度 …

敵が増えれば自分に有利

野党が一つにまとまらないことも、自民党を利した。「おれはすぐに自民党と妥協する政党とは違う」、「おれは何でも反対の政党とは違う」という、不自然に単純化された構図を、野党自らがつくり、そして互いにつぶし合うのだから、自民党 …

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