日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
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そんな日本の政治に2つの提案

筆者は、1党優位の状況を改善するため、以下の2つのことを提案しようと思っていた。2017年の民進党の分裂を見る前のことであるが、ここで、状況の変化についても念頭に置きつつ、その提案について述べていきたいと思う。 &nbs …

日本人が野党第一党を取りかえたことはない?

日本人が自ら政権交代を起こしたといえるのは2009年だけだということを、以前述べた。だが、それだけではない。優位政党に対する挑戦者であることの多い野党第1党を、自ら別の党に取りかえたということも、実はほとんどない。それを …

社会党に取って代わるスター政党はなかった

社会党が駄目だというなら、方法は2つしかなかった(政権交代など永遠になくても良いというのなら別だが)。1つは、それでも社会党を第2党にとどめ、変化させる。もう1つは、第2党を社会党から、もっと期待できる政党に取り替えてし …

理解してあげて共に解決する有権者が必要

民進党には批判的な国民が多かった。このことが党を動揺させ、そこに小池新党が現れたから、現職を含む都議選の候補者達がなだれ込むように移籍し、国政においても同じことが繰り返された。ただし国政の場合は、党の決定に従って移動した …

民進党の姿を決めているのは自民党?

1党優位制の下では、優位政党が幅広い層から支持を得て、その政策は特に総花的になりやすい。全てを実行できないのは当然だが、野党がそれをつこうとしても、「お前ら万年野党じゃ、もっとできない」あるいは、「お前らは政権を取っても …

経験不足と、嘘っぽい公約は必然

野党の不利は何より経験不足によるものであるが、与党としてのわずかな経験すら質の悪いものにしてしまい、信用を失う要因にもなるのが、実現不可能といえるような公約である。 そのような公約を掲げなくても政権につけそうだと、野党第 …

野党再編をもう終わらせよう~民主党は完成形~

※「民主党は完成形」という事について筆者は、これを書いた後、少し違う見方をするようになった。民主党の結成と拡大は、社会党の色を薄めるばかりで、民主党を明確な政党にしなかったということを、より強く認識するようになったのだ。 …

進歩党の敗北

立憲改進党は、指導者であった大隈重信が薩長閥政府の外務大臣となり、外国人が被告となる裁判への外国人判事の任用を認めることで、不平等条約の改正を実現させようとした。このことから、立憲改進党は第1回総選挙の当時、人気を落とし …

社会党と民進党だけではない、戦前からの弱かった挑戦者たち

日本の第2党はなぜ、弱いのか。これに対しては日本社会党(の左派)が社会主義陣営に寄り過ぎていた、言い方を変えれば非現実的であったという答えがある。日本社会党の左派は、非武装中立を志向しており、社会主義国を目指していたが、 …

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