1.政権交代論

野党の2択(③)~議長選挙と憲政本党~

議長選において、憲政本党の票が分かれたのは、1列の最後尾にあった第2党の、2つの選択肢に応じた動きであったと言える。立憲政友会という優位政党に寄るか、これと対決するか、という選択肢である。立憲政友が分裂によって過半数を下回り、第3党以下の議員が増えた状況は、憲政本党にとってはめずらしく、2つの選択肢が共に、有効になり得るものであった。立憲政友会を助けて、同党と共に権力を握るか、非政友会のまとまりに参加し、その中心となるか、どちらにしてもチャンスであった。ただしそれぞれに当然リスクもある中(実際には前者を選択したものの、立憲政友会に切られた)、党内がどちらかを選択するかでまとまらなければ、チャンスを生かすことは難しく、どちらかを選択することで、党が分裂する危険すらあった。