日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
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歴史・戦後編No.23~25

歴史・戦後編No.23 55年体制下の野党にはそれぞれ問題がありました。しかしそれは民主化されて日の浅い国における「挑戦者」としては当然で、問題はどう乗り越えるかという事。後からだから言えることかも知れませんが、色々あっ …

歴史・戦後編No.17~22

歴史・戦後編No.17 新自由クラブという政党そのものの理念や政策に関する評価は別として、巨大な自民党からわずか6人が離党して結成した政党、つまり政権を取れないような政党が「自民党に投票したくなくなったけど既存の野党には …

歴史・戦後編No.1~5

歴史・戦後編No.1 今回から戦後編です。国民が自ら政権を選択する機会がまともにないまま、外圧による民主化を迎えた事を、政党システムの状況と合わせて整理してみました。   歴史・戦後編No.2 藩閥の次はGHQ …

戦後の政党の変遷と位置関係

1945年-終戦、政党の復活。 ・     自由、進歩連立政権、社会・民主・国民連立政権。 ・     民主自由党~自由党政権(吉田内閣)。民主党政権。 ・     社会党再統一、自民党結成で55年体制成立、自民党政権に …

改めて、これまでの歩みの何が問題なのか

日本維新の会副代表である吉村大阪府知事が連日テレビに出演し、日本維新の会の支持率を上げている。 1990年代以来、間が空くことはあるが、長期的に見れば改革ブームが続いている。改革が進んだ時期もあるが、それはそれで、格差拡 …

自公連立と公明党

自民党との連立へと進むにあたって、公明党は地域振興券の発行という、効果に乏しい消費刺激策を自民党に採用させた。やり方に差異はあれども、元々ばらまき志向の政党に、ばらまき政策を求めたに過ぎなかったのだが、公明党が自民党から …

そして、民進党の再建、変革、強化~新しい合流の形~

2017年の総選挙で立憲民主党が第2党に上がったことを考えれば、立憲民主党中心の左派連合が、自民党に対峙すべきであり、それに沿った、立民中心の再編(自由、社民両党との合流、国民、無所属の民進党系のうち、可能な議員達の吸収 …

無意味に繰り返される新党ブーム

日本では五十五年体制崩壊後、たびたび新党ブームが起きている。戦後の新党ブームを見てみよう。 比較的長く続き、汚職の疑惑などもあった吉田茂内閣に飽きたきた国民は、その吉田との抗争の果てに誕生し、左右両派社会党の消極的な支持 …

「保守」対社民が基本パターン

1955年、保守勢力の結集が自民党結成によって完結した後、野党第1党は、新進党を除けば、社会民主主義的な性格を持つ政党であった。勢いを見せていた社会党に政権を取らせないために、保守勢力が結集したという面が大きかったから、 …

民進党つぶしはありか?

希望の党の躍進が予想された当時、筆者は暗澹たる気持ちになっていた。単に、小池新党を評価していなかったからというわけではない。維新の劣化版のような新党が躍進することを不毛だと思いながらも、東京-名古屋-大阪の改革派連合が実 …

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