日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
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歴史・冷戦後編No.1~7

歴史・冷戦後編No.1 今回から冷戦後です。自民対民主の印象が強いし、今よりも野党の議席が多いという事はありますが、非自民が左右に分かれて(広がり?)1強2弱になったきっかけは、この時の自民党分裂(と日本新党の躍進)でし …

小沢系と維新の会の共通点

小沢一郎の自由党(2003年に民主党に合流する前の自由党)と、維新の会には似たところがある。次の通りだ。   ①自民党を離党した新自由主義的改革派 自由:自民党を離党して新生党を結成 →新進党→自由党→民主党→ …

終わった三つの物語

今回の総選挙の結果を見て、筆者は3つの大きな物語の終わりが、一度に訪れたように感じた。時代が大きく変わったと、自分は完全に古い人間になったのかと、衝撃を受けた。 3つの物語とは、1つは1993年からの、小沢一郎の物語であ …

自民党の分派という繰り返し、それを脱する道とは

もう一つ別の視点から見ると、優位政党は分裂しても、危機の時には近親憎悪を簡単に乗り越える。立憲政友会と、同党の離党者による政友本党は時に連携したし、多くの議員が結局は復党している。自由党と改進党系は対立していても、本気で …

左派をバカにし、自民党に利用される改革派

以前述べたように(「高支持率の小泉内閣と、その限界」参照)、筆者が悲観的にだが、多少関心を持っているのが自社さ連立(自社大連立)が繰り返されることがあるのか、ということである。小選挙区が中心の日本では、第1党が多くの議席 …

野党と組むぞという脅し

五十五年体制下の、自民党には、派閥間の対立に敗れ、あるいは非主流派から脱せず、自分の派閥ごと自民党を去ろうとした、あるいはそれをうわさされた大物議員がいた。河野一郎、三木武夫、福田赳夫である。そしてこれを実現し、五十五年 …

小沢自由党の変遷

自由党が登場したから、新生党からの同党の系譜に対する筆者の考えを、繰り返しとなる部分もあるが、述べておきたい。 まず、羽田・小沢派が、自民党を離党して新生党を結成したことで、自民党の衆議院における過半数割れ、さらには政権 …

細川内閣期などの不毛な対立

自民党を、結成38年で初めて野党に転落させた細川内閣の成立は、日本においては画期的なできごとであった。しかし、この非自民・非共産連立政権は、小沢一郎新生党代表幹事と、武村正義新党さきがけ代表・日本社会党左派との対立によっ …

社会党~民進党を変えられなかった新党

戦後の日本の政党政治に影を落としたのは、社会党(左派)の、あまりに非現実的な性格であった。新党ブームが何度も起こった背景には、別の、あるいは変身した野党第1党が欲しいという、日本人の願いがあったと言えるだろう。 しかし、 …

無意味に繰り返される新党ブーム

日本では五十五年体制崩壊後、たびたび新党ブームが起きている。戦後の新党ブームを見てみよう。 比較的長く続き、汚職の疑惑などもあった吉田茂内閣に飽きたきた国民は、その吉田との抗争の果てに誕生し、左右両派社会党の消極的な支持 …

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