日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
歴史・冷戦後編No.1~7

歴史・冷戦後編No.1~7

歴史・冷戦後編No.1

今回から冷戦後です。自民対民主の印象が強いし、今よりも野党の議席が多いという事はありますが、非自民が左右に分かれて(広がり?)1強2弱になったきっかけは、この時の自民党分裂(と日本新党の躍進)でした。この時に保守系が増えて、自民党が後に減った分を取り戻した事でさらに増えて、かなり右に偏った議会になりました。

 

歴史・冷戦後No.2

日本新党と新党さきがけ、特に後者はそこまで新自由主義的ではなかったと思いますが、より議席数や経験のあった新自由主義的な新生党が政局、非自民党政権の中心であったため、図のような記述にしました。その中心人物であった小沢一郎氏の強引さ、後に正反対とも言える社民的な姿勢に転換した事については、賛否両論あると思います。

 

歴史・冷戦後編No.3

1994年の前半に違う展開になっていたらというのは、多くの人が思う事だと思います。権力闘争を全否定するつもりはありませんが、小沢氏の権力闘争に起因するエネルギーに頼り過ぎた事は否定できないと思います。民主党政権の実現も、それがなければ起こらなかった思います。あの時に他の道があったというよりも、次の政権交代の時に(必ず実現しないといけない)、社会党vs新生党を繰り返さない事が、非自民が再び多党化した中で、非常に重要なのだと思います。

 

歴史・冷戦後編No.4

自民党が社会党側(自社さ派)と小沢氏側(保保派)に分裂する事ができたなら、それもなるべく真っ二つに分裂できていたら、話は早かったと思います。しかし小沢氏と自民党内の離党予備軍や保保派ですら、関係が十分良くなかったという問題がありました。選挙制度や小沢氏の性格が影響したとも言えますが、日本全体が少なくとも当時は未熟だったというべきかも知れません。

 

歴史・冷戦後編No.5

現在の小選挙区比例代表並立制について、まずは導入前後の経緯に関してまとめてみました。

 

歴史・冷戦後編No.6

小選挙区比例代表並立制について、比例代表制との並立制である事、比例復活当選が可能である事の影響を中心にまとめてみました。次回は①と②でまとめられなかった点、制度の確認をして、次の話に移りたいと思います。

 

歴史・冷戦後編No.7

いま問題となっているカネと派閥に関する事を中心に、1994年の政治改革についてまとめてみました。

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