日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
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歴史・冷戦後編No.1~7

歴史・冷戦後編No.1 今回から冷戦後です。自民対民主の印象が強いし、今よりも野党の議席が多いという事はありますが、非自民が左右に分かれて(広がり?)1強2弱になったきっかけは、この時の自民党分裂(と日本新党の躍進)でし …

議席数を全て比例で決める場合

各党の議席数が全て比例代表制で決まる制度にすると、自民党ですら、よほどのことがない限り、過半数を一定程度下回る状況になる。そうなれば、連立内閣が常態化する。自民党が第1党である場合は、自民中心の内閣になる可能性が高いし、 …

主な選挙制度のメリット、デメリット

まず断っておくと、本当は図や表で説明すると分かりやすいが、作成に時間的がかかるので、とりあえず図表なしに、筆者ができる限り分かりやすく説明したものを、公開することにしたい。   日本で知られている選挙制度のメリ …

ニュージーランド

当初は自由党と保守派が対峙していた。過半数を上回る議席を得ていた自由党政権が約21年続き、その末期、保守派は改革党という政党を結成した。そして1912年、改革党への政権交代が実現した。その間、自由党から進歩派が離党し、新 …

比例代表制でない選挙制度と1票の格差

日本は1924年から1994年まで中選挙区制を採って来た(衆議院。ただし一度の例外あり)。そして1994年に小選挙区比例代表並立制となり、今もそうである。中選挙区制が自民党に有利に働いたことについては、すでに述べた(「疑 …

疑似政権交代の背景にある自民党の多様性と中選挙区制

自民党の結成後、政権交代が全くなかった1993年までの38年間、つまり五十五年体制下、国民に一定の満足感を与えたのが、自民党内の主流派、つまり内閣の中心となる勢力が入れ替わる、疑似政権交代であった。それを可能にしたのは、 …

戦前の政権交代は順序が逆だった

戦前は天皇が総理大臣を選ぶ制度であったから、そもそも国民は政権選択をしようがなかった。それでも民主化は進んだ。だからこそ、戦後の本格的な民主化が容易に進んだという面もある。しかし残念ながら、国民が自ら政権を選択するという …

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