歴史・冷戦後編No.26~31
歴史・冷戦後編No.26 野党再編が予想外に遅れ、また当初の予想と異なるものになったのは、中心人物(になりたい議員)が多かった事と、自民党の右傾化を前に、左側の需要が高まったためでした。非自民全体が2弱となり、その中の第 …
歴史・冷戦後編No.26 野党再編が予想外に遅れ、また当初の予想と異なるものになったのは、中心人物(になりたい議員)が多かった事と、自民党の右傾化を前に、左側の需要が高まったためでした。非自民全体が2弱となり、その中の第 …
離合集散や党内抗争ではなく、国民が選挙で変化を起こすようにならなければ、一人前の民主主義国とは言えない。しかし、日本では変化が政治家にお膳立てされ、国民はそれを追認してきた(『政交代論』「歴史上一度だけの政権交代」参照) …
戦後の日本の政党政治に影を落としたのは、社会党(左派)の、あまりに非現実的な性格であった。新党ブームが何度も起こった背景には、別の、あるいは変身した野党第1党が欲しいという、日本人の願いがあったと言えるだろう。 しかし、 …
日本人が自ら政権交代を起こしたといえるのは2009年だけだということを、以前述べた。だが、それだけではない。優位政党に対する挑戦者であることの多い野党第1党を、自ら別の党に取りかえたということも、実はほとんどない。それを …
さて、記憶に新しい、小池新党についても考えてみたい。これには筆者は最も否定的にならざるを得ない。小池個人の野望のための新党であったことを、疑うことが難しいからだ。政治家は野望を持って当たり前だが、あまりに露骨で、かつ説得 …
すでに見たように、第3極は必ずと言って良いほど引き裂かれる。なぜそうなるかを、改めて考えたい。とは言っても、考える必要もないくらい単純なことである。 第3極は当然、第1、2極よりは小さい。度々、あるいは長期的に第2党にな …
新党はどこから現れるのか。よくあるのが、既成政党の分裂による新党の誕生である。既成政党と無関係に誕生するというパターンは、ミニ政党を除けば皆無である。 前者の場合、素晴らしい理念、政策を持っていたとしても、既成政党の党内 …
社会党に代わる第2党が無い状況を変えたのが、1993年の羽田・小沢派の自民党からの離党に端を発した、政界再編であった。第2党は1994年に遂に、衆議院では新進党に代わった。その前の1992年から、日本新党ブームが起こって …