日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
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歴史・戦前編No.14~18

歴史・戦前編No.14 戦前の補足です。政党の再編が、その性格の明確化(選挙における明確な選択肢へ)、時代の変化への適応(有効な選択肢へ)に準じたものであったかを考えたいと思います。その参考例としてイギリスについてまとめ …

野党候補の統一予備選挙 註

イギリスは例外かも知れない。『政権交代論』でも述べたが、難しい状況となっている。スコットランドでは、国政選挙においても、労働党ではなくスコットランド国民党に票が集まるようになっている。イングランドよりも苦しく、対抗心を持 …

野党候補の統一予備選挙

それでは、橋下徹らが唱える、野党による候補者予備選挙についてはどうだろうか。 予備選挙とは普通、一つの政党において、各選挙区の候補者を、その選挙区に住む党員等が、選挙で選ぶというものである。自公vs非自公という対立になり …

イギリス

※19世紀については、特に君塚直隆『イギリス二大政党制への道』を参照した。 イギリス国教会でない、カトリックの国王を認めるかという問題について、貴族院と庶民院に、容認派のトーリと反対派のホイッグが形成され、それが政党へと …

「保守」対社民が基本パターン

1955年、保守勢力の結集が自民党結成によって完結した後、野党第1党は、新進党を除けば、社会民主主義的な性格を持つ政党であった。勢いを見せていた社会党に政権を取らせないために、保守勢力が結集したという面が大きかったから、 …

野党を経験不足にせず、「自民党と変わらない」と言わない

日本の消費税は、その導入後に2回上がっている。それを決めたのは二度とも、社会党の系譜を中心とする政権であった。5%を決めたのは日本社会党が総理大臣を出していた、村山自社さ連立内閣、8%(+次に10%に上げること)を決めた …

社会党の不運と中道の限界

いよいよ日本社会党である。社会主義、非武装中立という非現実的な志向を持つものの、党内では優位にあった左派と、党を西欧の社会民主主義政党のようなものにしようとする右派との対立、左派の優位によって、ついに自力での政権交代を果 …

イギリスでも廃止! 総理大臣が勝てそうな時に衆議院を解散する権限

自民党にはまだ、しかも強力の武器がある。総理大臣の、自由に衆議院を解散する権限だ。これについては、持っていないとする見方もあるが、いつの間にか定着し、今さら違憲だと騒いでも、状況は変わらない。 (憲法第7条には天皇の国事 …

この繰り返しだけは成功・・・ 倒れてもまた復活する1党優位

※『政党、会派の系譜』の「主要政党・派閥簡略系譜」のような、簡易的な政党の変遷を参照しながら読んで頂けると分かりやすくなると思う。   日本の政治は、優位政党の形勢、対抗政党の再編による強化、まれであり中途半端 …

定期的にある、政権交代

日本では議会史上、真の政権交代が一度しかなかったと述べた。それでは、他国ではどうであったのか、確認しておきたい。まずは先進国等の、20世紀以降を見る。 ・イギリス:1902年 保守党内閣 1905年 自由党内閣 1915 …

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