日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
歴史・戦前編No.14~18

歴史・戦前編No.14~18

歴史・戦前編No.14

戦前の補足です。政党の再編が、その性格の明確化(選挙における明確な選択肢へ)、時代の変化への適応(有効な選択肢へ)に準じたものであったかを考えたいと思います。その参考例としてイギリスについてまとめました。美化し過ぎな面もありますが、その時々の争点によって、再編が比較的安定的に進んできた事は確かだと思います。戦後も、自由党と労働党離党者との合流があり、これについても小規模な再編とは言え、同様の評価はできると思います。

 

歴史・戦前編No.15

今回も補足です。戦前については比較、問題点の整理に留めようと思っていたのですが、自分でも忘れている事が多く、状況を整理したので、それも図にしようと思いました。2大民党というのも私の勝手な呼び方です。薩長閥も藩閥と呼ばれる事が多いと思いますが、藩閥が分裂を経て薩長偏重の度を増した事を重視しました。図には入れられませんでしたが、吏党系の政党化について、望む者が限られ、結局伊藤博文と敵対した事で懲罰的に、取り締まり対象であった政党にならされた事も印象的です。また、吏党系が異なる勢力(吏党系、実業派を含む中立派、新民党)に分化した点が、欧州で議会全体から緩やかなグループが複数生まれ、政党化していった点と似ているようで、これも興味深い事です。

 

歴史・戦前編No.16

今回も戦前の補足です。内閣の成立と運営、政党の離合集散が、政権を巡る単なる権力争いに起因している面が大きいという事で、政党の離合集散について、本当は個々のケースの要因を示すべきだったと思います。これについては戦後も含めて以前挑戦はしているので、いずれそれを整理して公開したいと思っています。

 

歴史・戦前編No.17

 

歴史・戦前編No.18

戦前編の最後の補足です。党派の離合集散が激しいので略図のようなものを2枚作ってみました。矢印については図の中で説明していませんが太い線が本流、点線は直接的なつながりがあるとまでは言えないものの、同一人物が複数含まれている場合です。ただしなかなか厳密にはいきません・・・。

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