日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
現状編(No.1~6)

現状編(No.1~6)

現状編No.1

最近の岸田内閣については全体的に、いくら批判しても良いという雰囲気になっていて、この図の内容に当てはまらない部分もありますが、根底にある重要な問題だと考えます。これが野党の過度な、非自民票が分散するような多党化(国民の目移りも含めて)を招いている面もあると思っています。

 

現状編No.2

様化した国民のニーズに合っていると、多党化を評価する見方もありますが、それはやはり政権交代があり、例外はあるとしても、どの政党も政権に参加する可能性があっての事だと思います。

 

現状編No.3

今回も多党制についてです。二大政党制になる必要はないと思いますが、多党制であっても、ある程度のまとまりは必要だと考えます。日本のように一党優位である場合には、3ブロックでも優位政党を利する事があるので、2ブロックにまとまるか(野党が一つでも多く結集)、有権者が状況を意識して投票するか、選挙制度を変えるしかないように思います。

 

現状編No.4

他の国なら複数の政党に支持が分散するはずが、あらゆる層、思想、団体の票が自民党に集中しているのは不健全だと思います。労組すら自民党支持に流れたら、もう1党制になってしまう。野党は票を伸ばす事はあっても、抗議、「お願い」しかできず、それぞれガス抜き、政党の利益団体化で終わってしまう。危機的状況ですが、まだ変えられると信じています。

 

現状編No.5

もうイデオロギーの時代じゃないという捉え方もあります、しかしそれで納得しても、自民党がこれだけ幅が広く、根を張り巡らし、深く下ろしている状況では、よほど時代が変わらない限り、過去からの解放にはつながらないと思います。

 

現状編No.6

本来多数派である、広義の、弱い立場の人々の政党支持が分散する事で、またそのような政党が与野党側に分かれる事で、政権交代が起こらない、つまり民意を代表する政権にならない、そんな状況を図にしてみました。自民党の癒着・利益誘導政治が長い事でさらに、支持団体、選挙区等への恣意的な優遇を改めようとする、新自由主義的な政党も弱い立場の人に支持される傾向があると思います。これは普遍的な再分配への橋渡しとして期待されているという点で社民系につながると思うのですが、第三の道(新自由主義を取り入れた社会民主主義。例えば結果ではなくスタートラインの平等)となって表れたりします。

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