原因究明編No.13

保守2大政党制を求める声もある日本において「建国前からの特殊な争点」に近いものがあるか考えると、第2次大戦前後の歩みが浮上します。これは日本の左派政党の一定の強さと限界をもたらし、政党制を拘束したような面があります。これを解決するには、戦争責任等にしっかり向き合い総括する必要がありますが、遅すぎるし、それを避けてきた、避けたいのは保守系だという矛盾に突き当たります。
原因究明編No.14

1党優位の傾向が弱まるのは大きな進歩ですが、その分多党化状態が、日本に立ちはだかる壁になってしまうような状況です。維新、公明の議席が減って、他の議席数、政党数が増えれば、第3党以下は今より多弱化するという事になります(国民民主党が選挙前の維新の議席を超えれば別ですが)。
原因究明編No.15

格差対策は世代間や地域間のものを考えなければなりませんが、その背景に貧富のもの(貧困対策、中間層の安定を含む)が貫いていないと視野が狭くなってしまうと思います(格差拡大を是認する場合にも、リスクがあるからこそ重要な事だと考えます)。そうなると個別の層、グループへの利益誘導(予算の悪しき分捕り合いと分断)、安易な軍拡(何らかの軍事力強化は必要でも)、原発楽観、権威主義に利用される危険もあります。
原因究明編No.16

議会制民主主義国としては未熟なまま来てしまった日本において、非優位政党(野党)の側は冷戦後、必要な試行錯誤をしたと思われます。一方で無意味な繰り返しに陥っている面もある。それなのにまだ政界再編を求める声も根強い。図の一番下で「工夫は可能」としたのは、安易な合流に向かうものでも、意地を張り合うものでもない協力体制だという事になります(立憲が他党を切り崩すのは次善の策だと思うようになりました)。
原因究明編No.17

今回の総選挙の結果で政権交代を望むのは無理があると思います。しかしそれは第3党以下がまとまろうとしない、政権運営に非協力的になるという前提があるからです。自民党に有利すぎる制度や状況を変えるための非自民連立には、それさえきちんとできるのなら、本当は価値があると思います。一応捕捉すると、国民民主党が「高齢者1極集中」と直接言っているわけではありません。
原因究明編No.18

「底の堅い第3極」の登場(公明党もそれに近いが)は、今のところ第3極の性格を変えるようなものではなさそうです。であれば底が堅い分、問題の解決を阻むばかりだという事になってしまいます。加えてそれらが簡単には消えない事で、第3極の中での競合、第3党以下の競争に、従来よりも区切りがつきにくくなるという問題も生じます。
