日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
歴史・冷戦後編No.32~37

歴史・冷戦後編No.32~37

歴史・冷戦後編No.32

最近では自民党の圧力もあって、争点どころか選挙の話そのものが外されているように見えます。自民党の総裁選と衆議員の総選挙では、後者の方が重要なのに前者の報道がずっと多い。日本の首相は自民党の総裁選で決まるものだからというのは、もちろん胸を張って言える事ではありません。

 

歴史・冷戦後編No.33

希望の党ほどブームが短かった政党はないと思います。理念も組織もない。本当に実現させたい政策があるわけでもない。参院議員、地方議員はまだ皆無(日本のこころと都ファ)。衆院議員はほぼ全員民主党系。という事を考えれば当然です。それでも失速せずに第2党になっていたらと考えると怖くなります。

 

歴史・冷戦後編No.34

今回の補選でも立憲共産党攻撃が見られましたが、有効ではなかったようです。統一教会が反共を手段としている事が知られたからか、単に飽きられたのか。後者に含まれると思いますが、背景に関心を持たない、批判のための批判だと国民に見抜かれたのだという気もします。

 

歴史・冷戦後編No.35

印象的な2つの排除劇ですが対照的な結果となりました(本気度の違いもあると思いますが)。55年体制のほうが協調的で良かったという見方もできますが、それが今有効だというわけではないし、あいまいな一党優位・癒着政治が良いと言う気にもなれません。異なる考えに敬意を持った上での議論・選択の経験を、積む事が重要だと感じます。

 

歴史・冷戦後編No.36

補選の前に一部の政党が必死に立憲共産党を連呼していましたが、中身のないものでした(あれ?名前を並べて言っただけなのに何で怒るの?という幼稚なものも含めて)。維新等はまだ第2党を目指す段階なので、自民党に勝つ事を考えなくても良い、その点に限れば気楽な立場です。

 

歴史・冷戦後編No.37

連合が付く政党が第2党になるとも言われますが、連合だけでそれほど集票できるわけではなく、また小選挙区制下政権を取る見込みがなく、第2党の維持にも苦労すれば、連合も支持政党に再編を促したり支持政党を変更したりと、動くのではないでしょうか。(国民民主党ができた時には民社党に該当するとまでは言えないと思いましたが、離党者が多く出て労組系の議員ばかりになった今からすると、民社党系とすべきだと思えます。共産党が変化しているのは間違いないのですが、ここのところ硬化しているようにも見え、保留としておきたいと思います)

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