日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
現状編(No.15~No.21)

現状編(No.15~No.21)

現状編No.15

強引に見えるかも知れませんが、状況もその背景もあまりにでき過ぎている事は確かです。もちろん自民党に都合が良い事をもって右派野党(改革保守を含む)を問題ありとはしません(需要があるのだから)。変わるべきは自民党、国民だと思います。右派野党が自民党を大きく削る場合、話は変わってきますが、残念ながらまだそのような状況ではないと思っています。

 

現状編No.16

仮に一党優位の解消、政権交代が現実的でないとしても、野党が広くまとまってから自民党に提案、要求をするだけでも、この未来は避けられると考えます。野党第1、2党が組むだけでも力になる事は、菅内閣期の立共、岸田内閣期の立維共闘で示されていると思います。第3極が自民党寄りでもそうなのだから、それがなくなれば、と思います。

 

現状編No.17

国防も少子化も、伝統(明治の?)重視か、自由・多様性重視かという事も、この国の将来にかかわる問題。必要な対応が先送りされ続けたり、反対意見が過度に軽視される中で、急に話が進むような事は、避けなければいけないと考えます。

 

現状編No.18

今は自民党に頼むしか実現させる道がないので、それを否定するつもりはないのですが、現状では結局何も変わらないか、変わるとしても非常に遅いので、この点でも政権交代の定着が必要だと考えます。それが実現しなくても、せめて皆が自民党の実績のように捉えない事が重要だと思います。

 

現状編No.19

政党にシェア争いがあるのは自然な事ですが、今のところ野党側に偏っているし、あまり合理的なものだとも言えないように感じます。それを象徴するのが前原新党だと思います。前原氏の主張はおかしくないと思いますが(同意するかは別として)、その行動はどうかと思うし、野党では権力闘争とも違う、不要な、あるいは過度な対立感情が簡単に生まれすぎていると思います。

 

現状編No.20

歴史は繰り返すと言いますし、繰り返す中で螺旋階段を上る事もありますが、そういう事を言うには、日本の政党政治の現実は、まだレベルが低い気がします。残念な事ではありますが、意識さえすれば簡単に変えられるようにも思えます。

 

現状編No.21

No.20とは別の繰返しをまとめてみました。選挙で勝つために自民党が変化するというのは本来、民意に応える事でもあるはずです(世論が正しいかどうかという話は別として)。しかし本当にそうなっているのか、大いに疑問があります。

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