日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
現状編(No.7~No.14)

現状編(No.7~No.14)

現状編No.7

みんなが自民党員になれば自民党の総裁選が大統領選挙のようなものになるという話もあります。しかし総裁選は国会議員の票が非常に重いですし、みんなが払う自民党の当否は事実上の税金になる。その先にさらなる変化があるとしても、そんな独裁みたいな、1党制のようなものは嫌だと思います。

 

現状編No.8

三権分立は政権交代が存在しないとうまく機能しない。こういった問題は他にも色々あると思います。日本は治安もよく、全体的にはまだとても良い国だと思いますが、このような事で政治の質が下がるのは、その良い国を守る上でも危険だと感じます。一党優位の弊害についてはたまに整理し直しています。

 

現状編No.9

小選挙区制で1強2弱は、想像以上に深刻な事態だと思っています。自民党に何でもありの利益調整・誘導政治が許されて、野党ばかりが、リスクもある「明確化」を求められるという状態は、何とかしなければいけないと思います。今日の前原新党結成の動きは、その表面上の主張とは反対に、1強多弱化を進める、さらには維新に寄って1強2弱化(立憲と維新の低い水準での対等化)をもたらす気がしています。(予想が外れる事を願いつつ)

 

現状編No.10

政権を目指す(少なくとも目指して見せる)事が使命である野党第一党が、与党にすり寄る事はないと思います。しかし一党優位だと、非優位政党は自民党に採用させる以外に政策を実現させられない(政権交代がなかなか期待できないため)。だから他の野党との、自民党へのアピール合戦にはなりやすい。それでは自民党がさらに有利になり、本当の問題解決は難しい。やはり政権交代の定着は民主主義国としては必須だと思います。

 

現状編No.11

野党の多党化は、たとえ国民のニーズに応えるものではあったとしても、野党が支持と票を分け合う事、つまり日本ではもともと強くない野党第1党が、さらに弱る事につながる。それぞれの政党を支持する事で、非自民の有権者の分断が進む事も心配です(戦略投票が困難になる)。全野党の協力は無理でも、全野党の、互いに敬意を持ったコミュニケーションは必要だと考えます。

 

現状編No.12

立憲、維新をどう評価するかは別として、図のような問題があると思います。だからこそ深刻なのだと感じます。「こんな構造など、立憲か維新が独力で突破するしかない、国民の意識も変わっている」と言うこともできますが、それにしても状況が厳しすぎると思います。

 

現状編No.13

この問題については、大変ですが、立憲民主党がどう両立させ、うまく見せられるかにかかっていると思います。同時に、この問題がもっと広く認識される必要があると感じます。この問題は立憲がどう両立させ、うまく見せられるかにかかっている気がします(大変ですが)。同時にこの問題がもっと認識される必要もあると感じます。批判、追及の質が低かったり、わずかな修正で自民に利用されれば問題ですが(野党も賛成していると言わせたり)、それだけを問題視するのでは不十分だと考えています。

 

現状編No.14

このところ似た様な内容ですが、飽きる事の深刻さを、より強調する図も必要だと考えて作りました。特に最近の状況を見ているとそう思います。

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