1-22小池新党圧勝に日本の未来はあったのか1.政権交代論

真の第3極の場合

希望の党が新自由主義政党として第3極に位置するのは、悪いことではない。と現在形で書いたのは、希望の党から国民民主党に参加しなかった議員達による、新たな希望の党(衆参計5名に過ぎないが)と、日本維新の会が合流するなどして第3極を担うことは、今も可能だからだ。

自民党が新自由主義的なポーズを採りつつもバラマキ型から脱却できない場合、そんな自民党と、社会民主主義的な民進党系との対立に、一石を投じること、あるいは双方ともが改革をないがしろにして消費税の増税などに進む場合、新自由主義的な立場から、双方をせっつくことは有益だ。節約の精神を持ちつつ、状況の変化等を見ながら、必要なことにしっかりと予算を配分することが、重要である。過疎地、被用者に配慮する大政党に対して、それがあまりに無駄なことではないか、利権化していないかチェックする政党が、貧困層に配慮する政党と共に、存在していること自体は、良いことだと思うのである。ただし、それが非自民各党間のつぶし合いをもたらすのでは、1党優位制が温存されるという、最も避けるべき事態になってしまう。

かつて、みんなの党と日本維新の会が同時に存在したように、新自由主義的な政党がいくつも存在することは、分かりにくいから避けるべきだ。とくに、その1つが自民党に寄るなどということになっては、新自由主義的な有権者を結果的に分断することにもなる。第3極として、チェック機能を果たしつつ、あくまでも是々非々の態度でいることが重要だ。

是々非々とは言ったが、1党優位制の下では、それは野党を弱めるだけで、むしろ、とにかく野党がまとまって、1党優位制を終わらせることを優先するべきだと、筆者の立場からは言わざるを得なくなる(良いことではないが、改めて述べる1党優位制の弊害の大きさを考える以上、仕方のないことで、その上で最善の道を求めるというのが、筆者の考えである)。1党優位制の下ではチェック機能も効果を上げにくい。第3極が光るためにも、1党優位制からの脱却が必要だという結論になってしまう。