日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
一つの考えだけが正しいなどということはない

一つの考えだけが正しいなどということはない

一つの考えだけが正しいというのは、「社会主義、共産主義は正しいから、共産党だけ存在していれば良いのだ。」というのと変わらない。国内外の様々な状況によって、社会民主主義的な方向が良かったり、新自由主義的な方向が良かったり、あるいは特別に配慮しなければいけない少数派の人々がいたりするから、複数の政党が存在するわけである。それらも状況を見て変化する、その歩みが民主主義国としての歴史になる。

人は時に迷い、思い込む。「伝統なんてクソくらえ」と思うこともあれば、その良さを感じ、感謝する時もある。「伝統」とひとくくりにされるものにも色々ある。現代ではどうしても人権侵害だと見られる伝統もある。だから「伝統は大事ですよ」という政党と、「自由の方が大事ですよ」という政党が議論し、それらも右へ左へ必要に応じて変わっていく。政党も、国民も少しずつ成長していく。いくら「正し」くても、それを阻むものには注意が必要だ。

 

新自由主義とナショナリズムと、維新の会の野合、独裁→

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