日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
歴史・冷戦後編No.20~25

歴史・冷戦後編No.20~25

歴史・冷戦後編No.20

民主党には今の立憲と維新をそのまま合わせたようなところがありました。民主党政権が総選挙の公約にはなく、よって特別準備もしていなかった問題を、時の代表が持ち出した事で追いつめられた事も印象的でした。これは特定の政治家の資金力や人気に頼ったため、小沢派と非小沢の溝のために起こった事だと考えます。民主党政権には色々問題がありましたが、非優位政党として仕方がなかった面もあると思います。今は過去の経験を活かして、工夫する事が重要なのだと思います。

 

歴史・冷戦後編No.21

国民新党は新自由主義の監視役は担えましたし、民主党に勢いがでた背景には、同党と共に自民党から離れた組織票の力もありました。しかし新自由主義と並ぶ選択肢は社民系であるべき。自民党政治を全否定するつもりはありませんが、癒着・利益誘導を少しは弱めた再分配・格差是正でないと、さすがに厳しいと思います。

 

歴史・冷戦後編No.22

自民党には、経験があるからこそ問題を先送りにするところがある。また賛成派の組織票で当選できると判断すれば、反対が多くても適当にやってしまうところもある。結果、それができない非自民政権が、大事な時期に問題と向き合って傷つく事になってしまう。個々の賛否をこえてこの事に向き合う必要があると考えます。

 

歴史・冷戦後編No.23

総選挙による政権交代が無理だと言うつもりは全くありませんが、2009年と同じようにはいかないのも確かで、次はどうすべきかを考えるためにも整理してみました。

 

歴史・冷戦後編No.24

 

2021年の総選挙では1996年に戻ったような気がして(1996年は民主党<新進党であったとは言え、色々考えると)、今は2000年に近い状況だと感じます。しかし維新の強さ・独自路線は当時の自由党以上ですし、連合が支持する政党の分断は、当時の民主・社民両党よりも今の立憲・国民両党のほうが深刻です。よって泉代表のミッション型内閣は、前に進む重要なカギだと考えます。

 

歴史・冷戦後編No.25

この頃は、自民党の政権復帰は早すぎるし、同党の優位性が増してしまうと考え、第3極の団結・躍進・強化に期待していました。しかしそれまでの無理、不合理を一身に背負ったような第3極が、安定するはずがなかった。それでも総選挙の結果を見て、民主党右派と第3極右派が中心の再編が起こるんだろうなと、不安も抱きながらも想像していたものです。

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