日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
1党優位の傾向(⑩)~「神聖なる優位勢力」を前に野党がいがみ合う~

1党優位の傾向(⑩)~「神聖なる優位勢力」を前に野党がいがみ合う~

又新会(残部)の存続、再編、解散が問題になった時、存続に反対した花井は、次のようにも述べている(1910年12月21日付読売新聞)。

國民黨は政友會を罵り政友會は國民黨を罵り在野の政黨政府を向つて戦ひを挑むの氣力なく政府は宛も神聖侵す可らざる霊廟たるの觀あり

薩長閥を優位政党と捉えると、非優位の野党第1党と野党第2党が、お互いを批判し、優位政党がそれよりも位の高い、批判してはならないもののようになっている。これは今でも見られる現象ではないだろうか。特に立憲民主党が、「反対ばかり」と批判され、不振に陥ってからはその傾向が強まっている。これでは議会政治が成り立たないのは言うまでもない。

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