日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
改めて現在地編No.13~18

改めて現在地編No.13~18

改めて現在地編No.13

不安定な維新の位置づけはやはり難しいです(※)。「中央より右は自民党だけ。中央より左には大中小の政党がひしめき、さらに自民党もはみ出してくる」というのは冷戦期、55年体制の話。しかし今もまだ残っている面があり、少しこじらせているような面もある。自民党がほとんど割れない事、自民党の引力が強い事から、右に出てくる新党はどうしても小さく、極端だったりもろかったりします。

※維新は本来タカ派的、新自由主義的であるため右に置くべきですが、欧米の社民系の第三の道に近い面も強まった事と、自由主義政党とし得る面もある事から、中央に置きました。そしてそこから、(本来の)権威主義、軍拡路線などに引っ張られているというイメージです。

 

改めて現在地編No.14

野党の中で立憲の優位性が強まり、このような事を考える必用が無くなったと捉える事もできますが、だからこそ、他の野党が意地になって立憲に対抗しようとするという事も考えられます。野党は大同団結しかないと言うつもりもありませんが、自民党を決定的に削れない政党が、「~党とは組めない」、「~党とは共通点があるが選挙ではライバルだ」と安易に言うのも、自民党一強+小選挙区制を前提とすれば幼稚に思えます。とにかく野党には、党利党略でも政策でもなく、政策で選べる明日をつくるために動いて欲しいです。

 

改めて現在地編No.15

野党間の溝が深く見える一方、多くの政党がしのぎを削るのに最も向いていない、選挙制度と一党優位の「伝統」があります。しかしどうであれ、第1、2党と第3党以下は、別種のものと捉える必用があると思います。内部の構成によって性格が大きく変わり得る百貨店・ショッピングモールと、専門店のような違いを念頭において、再編の是非についても考える必用があると感じます。

 

改めて現在地編No.16

「~を切れ」はもう古く、各党も支持団体も、合意点を見出し、それについて協力、支持をするしかないのだと思います。実際には色々弊害が出てきますが、それを除去する交渉力くらい持っていて欲しいと思います。それを考えると、当事者にもメディアにも幼稚な面がある一方で、立憲の現執行部はそこから抜け出してきており、連合も変化しているように感じます(共産党は後退が心配・・・)

共産党が仮に与党第1党になっても憲法の範囲内で政策を遂行するしかなく、それを明確に破れば国民は物理的な抵抗をし得る。逆に共産党も不当な弾圧をされたり、政権などから明確に違憲であるような形で排除されれば、物理的な抵抗をし得る。その際、非人道的な事はしないし、しても支持を得られない。それはどの党でも同じだと思います。どうであれ共産党にはもっと柔軟に変化して欲しいと思っています。

 

改めて現在地編No.17

色々な見方ができますし単純化する事の弊害もありますが、以前作成したものをベースに整理してみました。自民党は欧米のキリスト教民主主義の大政党に近い面があり、それに対抗し得る政党が育つ土台や余裕が日本にはなかったと捉えています。しかしだからと言って欧米の標準形が向かないという事にもならないと思いますし、日本独自のものが「政権交代が定着しない民主制」で良いのかとも思います。

 

改めて現在地編No.18

あくまでもイメージの話であり、あまり重要な事ではないと思いましたが、現在地を確認するなら入れておいた方が良いとも思い、つくってみました。

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