日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
原因究明編No.23~27

原因究明編No.23~27

原因究明編No.23

2024年の総選挙の結果等を受け、多党化についてさらに考えざるを得なくなりました。図の「さらなる多党化へ」の部分を補足をすると、愛郷心というのは地域主義と全く重ならないわけではありませんが、地域の人気首長が国政与党と溝がある場合や、新党がその有力者の地域的な地盤に偏っている場合に、その地域の人々が自発的に、あるいはまさにその政治家・政党の策によって、地元愛をその政治家・政党と重ねる現象をイメージしています。取引というのは積極財政を右傾化へのエサにするという事です。減税第一に「(曖昧な)」と付したのは、新自由主義でない場合、国家像を伴わない政策である場合が多いためです。

 

原因究明編No.24

政権交代が起こらなければ、あきらめの中で不満が蓄積されていくのは当然です。政治に対する不満の爆発については欧米のほうが日本より深刻ですが、政権交代の定着を経て変化が起こっている欧米とは違う危うさが、やはり日本にはあると思います。優位政党やマスメディアに身を委ねてきた純粋さは、それら以上の欠点も持つ新党やSNSへの妄信を、深刻にしていると感じます。図の補足ですが、保守系の複雑化としたのは、自民Bと反自民の性格を併せ持つ新たな政治家、政党の台頭です。

 

原因究明編No.25

2024年の総選挙は、自社、自公の合計では過半数に届いた96、00、03年よりも踏み込んだ結果となりましたが、現状では自公で過半数マイナス12と、依然として自民党中心であるのが現状です。さらには内閣、自民党の支持率が上がる可能性も低くはない。これが参院選も近くなってきており、議席を増やしたい自民党が衆参ダブル選挙などを仕掛ける可能性もある今(この図を作成した2024年12月現在)、忘れてはいけない事だと思います。

 

原因究明編No.27

多党化は個々の政党を明確化させると共に、それぞれを小さくする事で、ある意味楽な立場にして、質を低下させると考えられます。しかしこれまでのストレスから、そういう政党にドラマや正義を求める国民が増えているのかも知れません。しかし誰かを、何かを「正義」だと認めてしまえば、歯止めが効かなくなります。と述べている念頭には兵庫県知事に関する問題もあるのですが、斎藤氏も自民党が支持する候補者であった事を忘れてはいけないと思います。もう自民党から自立すべき時だと思います。あとは、恨みで行動力を持つようになって人気が出るタイプ政治家がいるのなら本当に怖いというのも、最近考える事です。なお、社会党の変革については次のNo.27にまとめて、原因究明編を終わりたいと思います。

 

原因究明編No.27

社民党が分裂や選挙で縮小し、社会党系の多くが民主党を結成して保守系を吸収していた頃、社民系・左派が衰退したと言われました。しかし民主党の中、時にはその主流に、社民的な面は確実にあります。それは他国を見ても当然の事だと言えます。だからこそ日本の特殊な経緯が見えにくくしている問題(国防等に関する左右の別・程度との関係と、その関係ゆえに見えにくくなっている、社民系の採るべき経済政策)と、偏見抜きで向き合わなければいけないと思います。補足としてれいわについてですが、弱い立場の人(になり得る大多数の国民)に向ている点で、同党には中道左派を補う、危うくないポピュリズム政党を期待しました。しかし難しいようです。今の国民民主党にも、社民系なのか新自由主義系なのか。後者だとしても、負担軽減の代償についての認識に問題はないか。疑問を持っています。

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