日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
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第4章 ~1894年9月、第4回総選挙~

①選挙結果と衆議院議長選挙 自由党107、立憲改進党49、立憲革新党39、国民協会32、 帝国財政革新会5、中国進歩党4、無所属64、計300 自由党が議席を減らし、対外硬派は、立憲改進党が微減したものの議席を増やした。 …

3-23. 第3極に働いた遠心力と求心力

第3極が上下左右に引き裂かれる状況(図補-I参照)は、一度薩長閥と民党の対立が復活しただけで、すぐに変わるものではなかった。第3極は、右から国民協会、山下倶楽部、同志倶楽部と、3つに整理されたものの、薩長閥側、中立、民党 …

3-16. 民党間の「連結器」が果たした役割

薩長閥政府への接近に反発して自由党の系譜を脱した議員達が果たした、民党間の「連結器」としての役割について考えてみたい。 まずは、彼らが連携相手と合流して結成した党派について確認する。①の同志倶楽部は同盟倶楽部と合流、立憲 …

14. 自由党系の分裂

自由党系の分裂は、大正期(≒桂園時代の終焉)までは、3つの時期に集中しているといえる。なお、自由党系は3つの時期における分裂による議席の減少を、分裂が終わってから2回目の総選挙を待たずに、約半数から大部分、回復している( …

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