日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
タグ: <span>参院選</span>

自分で導入した選挙制度の長所を殺し、短所を助長する連合

連合の苦しい立場を理解した上でも、共産党との連携をここまで批判するのはおかしいと言わざるを得ない。日本は2大政党化を促す(地域政党が強い場合は別)小選挙区制を導入しているのだから、保守系が協力する限り(保守系議員の連合体 …

しかし2019年の参院選の総括は不十分だった

筆者は今回の総選挙で、立憲の躍進に期待していたわけだが、見誤っていたことがある。2019年の参院選の結果を軽視していたのだ。 今回(2021年総選挙)の立憲民主党の敗因は、大きく2つに分けられると思う。一つは、2019年 …

後からは何とでも言えることを前提に、謙虚で客観的な敗因分析を

批判を覚悟で言わなければならないのは、選挙の敗因など、後からならいくらでも言えるということだ。問題点を挙げたところで、それには反対の面もある。選挙前になされた選択について、メリットとデメリットのどちらが大きいかなど、事前 …

失望続き、落胆続きであっても捨てられないもの

このあたりで改めて、筆者の考えについて、少し記しておきたい。筆者が政治に関心を持つようになったきっかけ、非自民連立政権に対して持った不信感について、以前述べた(『政権交代論』「冷戦終結当時の政治の変化~十代の筆者が感じた …

参議院が死ぬかも知れない

総選挙が終わったばかりだが、参院選まで約8カ月だ。今、舞い上がってもいる維新の会、国民民主党は、どんどん候補者を擁立する姿勢だ。共産党、れいわも、一方的に立憲民主党に尽くすわけにはいかない。複数区での候補者擁立を宣言して …

れいわ、N国党、それぞれの課題

かつてのミニ政党、そしてれいわ、N国党について、もう少し考えたいと思う。 ミニ政党のブームは以前にもあったが(「無意味な繰り返しから脱することができるのか」」参照)、続いていない。それはなぜかという事を考えると、次のよう …

これまでの再統一への歩み

ここで、民主党系再統一の動きについて、簡単に整理しておきたい。最初は希望の党の方が前向きであった。 結局は衆議院議員の移籍にとどまった、希望の党への合流による民進党の分裂(希望の党への移動は、総選挙が迫っていたため、とり …

れいわ新選組と、NHKから国民を守る党について

自民党は、参議院の比例代表に特定枠を設けた。その背景には、合区の問題があった。2つの選挙区が1つに合併されたのが合区である。参議院では、日本全体で1つの選挙区である比例区の他、各都道府県が1つの選挙区であった。ところが2 …

これからの立憲民主党

維新の会は今回、小池都知事を支持し続け、希望の党を再度結成した松沢元神奈川県知事、そして小池都知事を支持し、後に批判して決別をしたことで知名度を上げた音喜多元都議を擁立した。これにより、定数は多い神奈川県、東京都の両選挙 …

立憲民主党の敗因

2017年の民進党分裂を日本人は評価し、その上で立憲民主党を希望の党(≒小池+民進党右派)に変わる第2党にしたのだから(総選挙前の議席数について希望の党は、立憲民主党を大きく上回っていた)、今度の結果を見て、安易に民主党 …

Translate »