日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
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自民党の参院選

2022年参院選の自民党に関して、いくつか述べたいことがある。すでに述べてきたように、自民党は危機感を覚えた2021年の総選挙を必死に戦った。まず、総選挙直前に党首(総裁)、つまり総理大臣を岸田に代えて、立憲民主党との差 …

小党達は・・・

一つ前の2019年の参院選で話題となったのが、れいわ新選組、NHKから国民を守る党の議席獲得である。何十年ぶりかのミニ政党ブームかとも思われた(『続・政権交代論』「れいわ新選組と、NHKから国民を守る党について」参照)。 …

大阪・兵庫以外で想像以上に弱かった維新

改めて2022年参院選の結果を示す。 自由民主党 選挙区 比例区 計  非改選 合計議席(同選挙前) 自由民主党  45 18  63  56 119(111) 公明党     7  6  13  14  23( 28) …

参院選でも振るわなかった新立憲民主党

2022年の参院選は次の結果となった。 自由民主党 選挙区 比例区 計  非改選 合計議席(同選挙前) 自由民主党  45 18  63  56 119(111) 公明党     7  6  13  14  23( 28 …

絶望に絶望が重なった参院選

これを書いている2023年11月から2022年の参院選振り返ると、1年ほど前の事なのに、隔世の感すらある。というのはもちろん、参院選の頃には統一教会の問題が浮上しておらず、内閣支持率の水準も今よりずっと高かったからだ。正 …

自分で導入した選挙制度の長所を殺し、短所を助長する連合

連合の苦しい立場を理解した上でも、共産党との連携をここまで批判するのはおかしいと言わざるを得ない。日本は2大政党化を促す(地域政党が強い場合は別)小選挙区制を導入しているのだから、保守系が協力する限り(保守系議員の連合体 …

しかし2019年の参院選の総括は不十分だった

筆者は今回の総選挙で、立憲の躍進に期待していたわけだが、見誤っていたことがある。2019年の参院選の結果を軽視していたのだ。 今回(2021年総選挙)の立憲民主党の敗因は、大きく2つに分けられると思う。一つは、2019年 …

後からは何とでも言えることを前提に、謙虚で客観的な敗因分析を

批判を覚悟で言わなければならないのは、選挙の敗因など、後からならいくらでも言えるということだ。問題点を挙げたところで、それには反対の面もある。選挙前になされた選択について、メリットとデメリットのどちらが大きいかなど、事前 …

失望続き、落胆続きであっても捨てられないもの

このあたりで改めて、筆者の考えについて、少し記しておきたい。筆者が政治に関心を持つようになったきっかけ、非自民連立政権に対して持った不信感について、以前述べた(『政権交代論』「冷戦終結当時の政治の変化~十代の筆者が感じた …

参議院が死ぬかも知れない

総選挙が終わったばかりだが、参院選まで約8カ月だ。今、舞い上がってもいる維新の会、国民民主党は、どんどん候補者を擁立する姿勢だ。共産党、れいわも、一方的に立憲民主党に尽くすわけにはいかない。複数区での候補者擁立を宣言して …

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