日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
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補足~桂新党(立憲同志会)結成までの出来事~

2012年(大正元年) 12月 5日 第2次西園寺内閣の総辞職が決定 12月14日 交詢社(福沢諭吉らが結成した社交クラブ)の有志が憲政擁護会を結成。立憲国民党、立憲政友会の議員も参加し、護憲運動が広がっていく。 12月 …

野党の2択・野党に対する懐柔・切崩し・政界縦断・離党者の性質・野党第1党の分裂(⑥⑧⑨)~野党が真っ二つに割れる時~

政権を離脱する時、あるいは政権側に寄るか対抗するかが党内の争点になる時というのは、日本の政党が最も大きく割れる時である。それが政党政治家にとって、最も重要な分岐点であるという事だろう(主語を日本の政治家にしたいところだが …

解決編No.1~6

解決編No.1 やや極端な例ですし、特に知識のない分野ですが、日本の政治を考える上で避けられない話だと思い、番外編の次、解決編の最初に、入れておこうと思いました。教育は非常に重要ですが、それに劣らず経験が重要なのだと感じ …

政界縦断(⑤~⑦)~桂の先進性~

当時の政界を現在の視点で見れば、総選挙の結果に影響こそ受けるものの、総選挙による審判自体は受けない薩長閥が守旧派。議会、特に国民に選ばれる衆議院中心の政治、そこに基盤を置いて政権獲得を目指す政党が進歩派、あるいは民主的だ …

(準)与党の不振・1列の関係(⑤)~吏党系の立場~

内政、特に選挙を担当する内務大臣に、山県-桂系の政党対策を担っていた大浦兼武が就いたことに、立憲政友会は反発した(『原敬日記』第5巻159頁-1912年12月18日付。西園寺が「吾々を斬るの意味か」と問い、桂が苦笑したと …

1列の関係・1党優位の傾向・政界縦断(⑤)~桂の立場と備え~

桂太郎は西園寺総理の後継に、同じ山県-桂系の寺内正毅を推した。しかし山県は寺内を温存しようとした。そこには、明治維新以来の優位勢力(薩長閥のトップに位置した元老)の力で政友会内閣を倒したところで、衆議院(の優位政党立憲政 …

政界縦断・群雄割拠(④)~縦線のねじれ~

第2次西園寺内閣は緊縮財政を貫こうとして、引きずりおろされたという事になる。しかし、坂野潤治氏の研究等に詳しくあるように(坂野潤司『大正政変』79~115頁)、内実はそう単純ではなかった。桂との協力関係によって党内で力を …

群雄割拠(③)~山県と桂の間の溝~

桂の内大臣就任については2つの見方がある。一つは、山県が、山県-桂系の宮中での影響力を強める狙いから、実現させた人事だという見方である(桂の内大臣就任によって、山県-桂系の力が強まる事、桂と関係が良く、つまり山県-桂系と …

これを政権交代と呼べるのか

こんなに自民党が強いと、野党はどうしようもない。そこで見られるのが、与党の離党者と野党が組んで政権を代えるという現象である。これもまれなケースではあるのだが、ほとんど起こり得ない政権交代を起こすための方法として、ずっと期 …

3-18. 薩長閥の不統一と吏党の分裂

薩長閥に重要視されなかったこと、薩長閥の不統一によって吏党の系譜は度々不振に陥り、また不振を脱することができなかった。吏党系の度重なる分裂を整理しつつ、議席数の変動という面から確認していきたい。 衆議院の政党、会派の力の …

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