日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
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新55年体制の定着は考えにくい

この参院選の結果が立憲に突き付けたのは、次の総選挙で立憲が微減程度に終わるとは考えにくい事だ。状況が変わって順境にならない限り(自民党が好きな時に総選挙をする事ができるのだから、総選挙の時に立憲が順境にある可能性は低い) …

原因究明編No.19~22

原因究明編No.19 社会党の場合は監視役に特化する事で、痛みを伴う変化を先延ばしにできたという面がありますが、冷戦後は55年体制の維持に第3極こそが利用されていると感じます。また共産党も、第2党への支持が弱まればそこか …

改めて現在地編No.7~12

改めて現在地編No.7 保守与党と対峙する野党が、財政規律を求める(求めないといけなくなる)日本は、少なくとも先進国としてはかなり特殊だと思います。このような状況では再分配を重視する左派野党は、短期(の党利)で考えれば、 …

歴史・冷戦後編No.38~44

歴史・冷戦後編No.38 2021年の総選挙は、自民党が総理を取りかえて直ちに選挙という、挑戦者の立憲が非常に不利な中で行われました。安倍、菅総理の辞任、新自由主義的改革の需要もあり、民主党下野の頃からの流れが一度断ち切 …

歴史・冷戦後編No.20~25

歴史・冷戦後編No.20 民主党には今の立憲と維新をそのまま合わせたようなところがありました。民主党政権が総選挙の公約にはなく、よって特別準備もしていなかった問題を、時の代表が持ち出した事で追いつめられた事も印象的でした …

連合が第3極、第3極の第2極化を狙う?

連合の右派は、「立憲共産党」を支持するくらいなら、国民民主党、維新の会、都民ファーストによる第3極連合の支持基盤になる事、さらにはそれを第2極にすることを考えるのかも知れない。もうすでにそれは難しくなっているし、自民にす …

絶望の中で期待する。壁をぶち破ってくれ

筆者は今回の総選挙の結果に落胆した。政権交代にこそ至らなくても、立憲が議席を大きく伸ばせば、期待も集まり、共産党との共闘に対する批判も弱まり、立憲の主張に耳を傾けてもらえる環境になる、関心をもっと集める状況になると思って …

立憲民主党に、第3党になる覚悟があるか

日本が五十五年体制に戻ったと言われることがある。しかしそれは違うと筆者は思う。社会党を立憲民主党、民社党を国民民主党と見ることは、なんとかできる。しかし維新は何党か。新自由クラブに当てはめるしかないが、自民党の離党者が生 …

自民党の分派という繰り返し、それを脱する道とは

もう一つ別の視点から見ると、優位政党は分裂しても、危機の時には近親憎悪を簡単に乗り越える。立憲政友会と、同党の離党者による政友本党は時に連携したし、多くの議員が結局は復党している。自由党と改進党系は対立していても、本気で …

第3極に戻る民主党系

維新の会が野党第1党になった場合、どうなるだろうか。とりあえずは「第3極」になる民主党系は、どうするだろうか。その右派からは、あきらめて、あるいは積極的に、自民党、または維新に移ろうとする議員が出て来るだろう。あるいは新 …

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