緊急事態条項で、とにかく反対の野党になれ
「何でも反対」、「追及ばかり」と見られているうちは、たとえそれが真実ではないとしても、立憲に希望はない。憲法改正についても、各党の姿勢は総選挙前とあまり変わっていないが、もともと衆議院の3分の1を大きく下回っていた、国民 …
「何でも反対」、「追及ばかり」と見られているうちは、たとえそれが真実ではないとしても、立憲に希望はない。憲法改正についても、各党の姿勢は総選挙前とあまり変わっていないが、もともと衆議院の3分の1を大きく下回っていた、国民 …
「終わった三つの物語」で、3つのうちの1つとして、「安保法制反対」を挙げたが、これはイコール反安倍・菅でもある。民主党政権ができると自民党は、谷垣総裁(自民党の中では左派とも言える、穏健派の宏池会の出身)の下ですら、右傾 …
日本には国政に進出できるような右翼政党がなく、また出現する可能性も低いため、自民党が左に寄ったとしても、保守票、右翼票はせいぜい棄権するしかない。そして自民党政治の恩恵を優先的に受ける人々、自民党に見捨てられるのが怖い人 …
議会政治を「輸入」したものの、政党を育てる文化がない日本では、組織政党と呼べるものが、宗教団体を基盤とする公明党と、社会主義の共産党しかない。これでは、形だけ民主主義を移植した国を笑えない。与野党に文句を言いながら、「お …
優位政党の自民党は、かなりの現実主義だ。それに対して野党第1党は、野党の時は理想主義的であるのに、与党になると現実主義的になる(ならざるを得ない)。これは左派政党に限ったことではない。新進党は、1996年の総選挙において …
五十五年体制下の、自民党には、派閥間の対立に敗れ、あるいは非主流派から脱せず、自分の派閥ごと自民党を去ろうとした、あるいはそれをうわさされた大物議員がいた。河野一郎、三木武夫、福田赳夫である。そしてこれを実現し、五十五年 …
筆者は、1党優位の状況を改善するため、以下の2つのことを提案しようと思っていた。2017年の民進党の分裂を見る前のことであるが、ここで、状況の変化についても念頭に置きつつ、その提案について述べていきたいと思う。 &nbs …
さて、そもそも1党優位制の何が問題なのか、ここで考えてみたい。自民党1強であっても、良い政治が行われればよいのではないか? 国民が自由に投票して生まれた状況なのだから問題ないのではないか? これが違うのである。よく耳に …
戦後の日本の政党政治に影を落としたのは、社会党(左派)の、あまりに非現実的な性格であった。新党ブームが何度も起こった背景には、別の、あるいは変身した野党第1党が欲しいという、日本人の願いがあったと言えるだろう。 しかし、 …
小池新党にはそもそもどのような道がったのか、その先にはどのような光景があったのか。考えておきたい。 小池新党には2つの道があったと考えられる。1つは、現在の日本維新の会のように、自民党に接近する道である。もう1つは、非自 …