日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
タグ: <span>野党</span>

現状編(No.15~No.21)

現状編No.15 強引に見えるかも知れませんが、状況もその背景もあまりにでき過ぎている事は確かです。もちろん自民党に都合が良い事をもって右派野党(改革保守を含む)を問題ありとはしません(需要があるのだから)。変わるべきは …

55年体制から残されている課題

「日本には政権交代がほとんどない」と言っても、1980年代前半までの、社会主義協会が強かった社会党が政権を取ったら、それこそ同党による独裁になっていたのではないかという疑問はある。筆者が知っていたのは、あくまでも1989 …

選挙の前に党首・総理大臣を代えれば、中身が変わらなくても勝てる

最後にもう一つだけ、上で書かなかったが重要な、しかし悪しき繰り返しを2つ述べておきたい。それは、優位政党が党首・総理大臣を代えて支持を回復するということである。これは民主党政権でも起こったが、あえて優位政党を主語にしたの …

今も残る、政界縦断志向

政界縦断(自力で政権を取ることのできない野党と、万年与党的な勢力との再編)がなお残っているとしたことについて、もう少し述べておきたい。 1党優位の日本では、その優位政党(万年与党)が連立政権を組んでくれない限り、野党に政 …

合流するなら取りこぼすな

ここで民主党系の再編と、それにおける繰り返しを整理しておきたい。以下の通りである。   ・社民党+新党さきがけ=民主党:自社さ政権の負の面を背負う、社民党とさきがけの党首クラスを排除した。このため社民党の残部が …

野党候補の統一予備選挙

それでは、橋下徹らが唱える、野党による候補者予備選挙についてはどうだろうか。 予備選挙とは普通、一つの政党において、各選挙区の候補者を、その選挙区に住む党員等が、選挙で選ぶというものである。自公vs非自公という対立になり …

安倍内閣の失政と1党優位

新型コロナ対策について、最初の間違いは、他国、特に中国からの入国を、早期に止めなかったことである。仮に実際に蔓延したのがヨーロッパから持ち込まれたものであったのだとしても、それは結果論であり、中国からの入国を止めなかった …

「野党ばかり再編」という問題

議会政治の経験が豊富な欧米の国々でも、政党の離合集散はある。しかしまれだし、当然ながら、優位政党に対抗するため、非優位政党の結集が繰り返される、というようなことはない。しかし日本ではそのようなパターンに、再編が異常に偏っ …

野党と組むぞという脅し

五十五年体制下の、自民党には、派閥間の対立に敗れ、あるいは非主流派から脱せず、自分の派閥ごと自民党を去ろうとした、あるいはそれをうわさされた大物議員がいた。河野一郎、三木武夫、福田赳夫である。そしてこれを実現し、五十五年 …

国民民主党、無所属の会とは何か、新しい希望の党とは何か

2018年5月、民進党と希望の党が合流し、国民民主党が誕生した。多党化を止めるためには、分裂した旧民進党系の整理は必要であった。特に民進党、無所属の会は、とりあえず残留した議員達という以上のものではなかった。2017年、 …

Translate »