日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
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現状編(No.1~6)

現状編No.1 最近の岸田内閣については全体的に、いくら批判しても良いという雰囲気になっていて、この図の内容に当てはまらない部分もありますが、根底にある重要な問題だと考えます。これが野党の過度な、非自民票が分散するような …

緊急事態条項で、とにかく反対の野党になれ

「何でも反対」、「追及ばかり」と見られているうちは、たとえそれが真実ではないとしても、立憲に希望はない。憲法改正についても、各党の姿勢は総選挙前とあまり変わっていないが、もともと衆議院の3分の1を大きく下回っていた、国民 …

優位政党に振り回される、政権を狙う野党第1党の限界

「終わった三つの物語」で、3つのうちの1つとして、「安保法制反対」を挙げたが、これはイコール反安倍・菅でもある。民主党政権ができると自民党は、谷垣総裁(自民党の中では左派とも言える、穏健派の宏池会の出身)の下ですら、右傾 …

野党があまりに不利である状況を理解する事が、野党ではなく、国民のために重要

日本には国政に進出できるような右翼政党がなく、また出現する可能性も低いため、自民党が左に寄ったとしても、保守票、右翼票はせいぜい棄権するしかない。そして自民党政治の恩恵を優先的に受ける人々、自民党に見捨てられるのが怖い人 …

日本の国政選挙は、1強2弱の状況下での、結果の決まっている「人気投票」

議院内閣制とは、本来(先進国では普通は)、明確な理念を持った複数の政党の存在を前提としている。例えばアメリカの共和党はどんな政党で、民主党はどんな政党か、世界中の人々が良く知っている。それは他の先進国でも同じだ。イギリス …

変わらない1強2弱、1990年代に準備された2012年体制

今回の総選挙は、立憲民主党(立共両党)の一人負けであった。この10年間、自公が大勝、第2党の中道左派政党が100にも届かない不振、第3極が一定の議席、という状況が続いている。大まかに見れば「1強2弱」の、2012年体制と …

1党優位制を守る、「繰り返し」

離合集散や党内抗争ではなく、国民が選挙で変化を起こすようにならなければ、一人前の民主主義国とは言えない。しかし、日本では変化が政治家にお膳立てされ、国民はそれを追認してきた(『政交代論』「歴史上一度だけの政権交代」参照) …

一度くらい、外圧なしに変わりたい

新型コロナの問題が深刻な時、政局中心の話が多くて心苦しい。しかし、政権交代がすでに定着し、洗練された大政党の健全な競争が実現していたなら、日本の政治のレベルはもっと高く、緊急時にもしっかりと動くことができていたと考える。 …

日本維新の会は新たな中道の政党

日本維新の会については、ずっと気になっている。保守政党に分類できるが、伝統よりも効率重視であること(内部に、そして橋下徹との間に違いがあるようにも見えるが)、競争重視でありながら、スタート地点での平等を軽視せず、教育無償 …

国難の時に気をつけなければいけないこと

新型コロナウイルスを対象に含めるため、インフルエンザ等対策特別措置法が改正された。大変恥ずかしいが、筆者は知事に権限があると思い込んでおり、当初は法案に賛成であった。実際には何でも国と相談しなければならず、国は口を出して …

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