日本維新の会の成功の先にあるもの
さて、この「ダブル失言」がなければ、維新の会は再び、ブームに近いものを起こせていただろう。それは、筆者が『政権交代論~内なる病、1党優位~』「維新の会はどこへ行けばいいのか」で書いたどのパターンとも違う未来であった。後か …
さて、この「ダブル失言」がなければ、維新の会は再び、ブームに近いものを起こせていただろう。それは、筆者が『政権交代論~内なる病、1党優位~』「維新の会はどこへ行けばいいのか」で書いたどのパターンとも違う未来であった。後か …
2017年の民進党分裂を日本人は評価し、その上で立憲民主党を希望の党(≒小池+民進党右派)に変わる第2党にしたのだから(総選挙前の議席数について希望の党は、立憲民主党を大きく上回っていた)、今度の結果を見て、安易に民主党 …
アメリカはイギリスに対する独立戦争で勝利し、王党派は国外に逃れた。国王などの権威による支配だけでなく、民衆の多数派による支配をも避けるため、大統領と議会がそれぞれ選挙で選ばれる、分権的な政治制度を採った。大統領も上院議員 …
優位政党の自民党は、かなりの現実主義だ。それに対して野党第1党は、野党の時は理想主義的であるのに、与党になると現実主義的になる(ならざるを得ない)。これは左派政党に限ったことではない。新進党は、1996年の総選挙において …
デ・ミータ内閣の次の内閣は、引き続きキリスト教民主主義が首相を出す、同じ5党の内閣となった(キリスト教民主主主義、社会党、民主社会党、共和党-1991年離脱-、自由党)。当時、小選挙区制導入による政権交代のある政治を目指 …
政治家を辞めた橋下徹と、国民民主党の前原誠司、自由党の小沢一郎の関係が話題になっている。3人が会食をしたことが報じられ、橋下のインターネット番組に、小沢と玉木雄一郎国民民主党代表が出演した。政権交代の必要性を唱え、今も一 …
新進党の保守系議員が次々と自民党に移ったことを見たが、2019年、驚くべきことがあった(驚かされたという意味だと言いたいが、「驚かなければならないこと」という意味である・・・)。民主党内閣で閣僚を務め、野党に戻ってからも …
オーストラリアは当初、保守的な自由貿易派、自由主義的な保護貿易派という、やや特殊な2つの勢力と労働党の、鼎立状態であった。しかし当初やや劣位にあった労働党の伸張に対抗して、自由貿易派と保護貿易派が合流して自由党を結成した …
2018年5月、民進党と希望の党が合流し、国民民主党が誕生した。多党化を止めるためには、分裂した旧民進党系の整理は必要であった。特に民進党、無所属の会は、とりあえず残留した議員達という以上のものではなかった。2017年、 …