日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
タグ: <span>社会党</span>

歴史・戦後編No.17~22

歴史・戦後編No.17 新自由クラブという政党そのものの理念や政策に関する評価は別として、巨大な自民党からわずか6人が離党して結成した政党、つまり政権を取れないような政党が「自民党に投票したくなくなったけど既存の野党には …

歴史・戦後編No.11~16

歴史・戦後編No.11 欧米と日本の、社民系の政党に対する認識の違いを図にしたのですが、やはり変化への恐れは大きいと感じ、タイトルにしました。社会党左派についても、路線変更が自己否定になるという意味では、やはり恐れもある …

歴史・戦後編No.6~10

歴史・戦後編No.6 55年体制成立前には、55年体制以外の各時代と、似たような事が起こっています。21世紀に入ってからの民主党への政権交代と自民党への戻りを除き、選挙による政権交代と言われるものには図の3つがありますが …

歴史・戦後編No.1~5

歴史・戦後編No.1 今回から戦後編です。国民が自ら政権を選択する機会がまともにないまま、外圧による民主化を迎えた事を、政党システムの状況と合わせて整理してみました。   歴史・戦後編No.2 藩閥の次はGHQ …

万年野党の支持基盤を続けてきた連合の、不満も分かる

戦後、労組の連合体は2つあった(これらの全国中央組織をナショナルセンターと呼ぶ)。戦前の総同盟(友愛会→大日本労働組合総同盟友愛会→日本労働総同盟。戦時中は戦時体制―大日本産業報国会―に組み込まれた)を引き継ぐ同盟(日本 …

民主党に戻るのではなく

昔の民主党の改革路線に戻れば、立憲に支持が戻ると考える関係者もいるかも知れないが、それは甘いと思う。 今の勢いなら、改革志向の人はどう考えても維新を支持する。一部の、維新の体質等を嫌う人々が立憲に流れる事はあっても、それ …

立憲民主党より民主党の方が良かったのか?

立憲民主党よりも、以前の民主党の方が良かったという声を聞く。筆者はそうは思わない。民主党が政権を得たのは、奇跡的に多くの条件が重なったためだ(『続・政権交代論』「合流するなら取りこぼすな」参照)。むしろ民主党は、あまりに …

55年体制から残されている課題

「日本には政権交代がほとんどない」と言っても、1980年代前半までの、社会主義協会が強かった社会党が政権を取ったら、それこそ同党による独裁になっていたのではないかという疑問はある。筆者が知っていたのは、あくまでも1989 …

左派をバカにし、自民党に利用される改革派

以前述べたように(「高支持率の小泉内閣と、その限界」参照)、筆者が悲観的にだが、多少関心を持っているのが自社さ連立(自社大連立)が繰り返されることがあるのか、ということである。小選挙区が中心の日本では、第1党が多くの議席 …

みんなが求める左派政党になれ

社会主義がイコールソ連、イコール中国であるとは言えない。それでも、日本が社会主義国になれば良いと考える人は皆無だろう。しかし、【資本主義・普通の選挙で国政の担い手が決まる民主主義】を認める社会民主主義政党が、(まだ)必要 …

Translate »