日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
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左派野党の中で、れいわだけは躍進

れいわ新選組は今回、4議席を獲得するほどの力を見せた(実際には、重複立候補者が小選挙区で法定得票数に達しなかったことから、3議席に)。2019年の参院選で華々しいデビューを飾ったれいわだが、その後は不振だと言われ続けた( …

小沢系と維新の会の共通点

小沢一郎の自由党(2003年に民主党に合流する前の自由党)と、維新の会には似たところがある。次の通りだ。   ①自民党を離党した新自由主義的改革派 自由:自民党を離党して新生党を結成 →新進党→自由党→民主党→ …

オーストリア

オーストリア帝国はハンガリーとの同君連合となったが、オーストリアも多民族であり、他国と同様に、保守系、自由系、社民系の勢力、政党こそ誕生したが、オーストリアやチェコに、それぞれ同様の政党が存在、誕生し、政党の数が非常に多 …

合流するなら取りこぼすな

ここで民主党系の再編と、それにおける繰り返しを整理しておきたい。以下の通りである。   ・社民党+新党さきがけ=民主党:自社さ政権の負の面を背負う、社民党とさきがけの党首クラスを排除した。このため社民党の残部が …

生まれるべくして生まれたはずの、立憲民主党の苦労

立憲民主党は結成当初、やたらと持ち上げられた。それには以下の通り、いくつか理由がある。   ・左派(リベラルとも呼ばれる―「なぜ、第2党コンクールを開催してでも、第2党を決めなければいけないのか」参照―)が弱り …

起こり得る、「保革連立」の再来

保革連立とは、保守政党と、かつて革新と呼ばれた左派政党との連立である。かつての自社大連立がそうだし、今で言えば、普通に考えれば自民・立憲大連立がそうである(自民党と民社党系の連立をそう呼ぶこともできるだろうが、印象として …

維新の会は自民党に逆らえるか

検察庁法改正案の例を見ても分かるように、維新の会は政権交代が不可能だと考え、いや最初から自民党に対抗する気などなく、自らの政策を少しでも実現するために、自民党を守ろうとしている(それで成功して野党第1党にまでなったら、今 …

維新の会の最大の問題点

筆者は維新の会を日本に必要な政党だと考えている。ただし、自民党を利することがない限りにおいてである。現実には、維新の会は大阪での政策実現のために、優位政党である自民党の力を必要とする。日本がまだまだ中央集権だからだ。それ …

第9章 ~1904年3月、第9回総選挙~

立憲政友会5増の128議席で3分の1強、憲政本党約10の91議席で4分の1弱、会派自由党23、帝国党17、無所属120、計379。 ※以下とりあえず本章に限り、立憲政友会の離党者達が結成した自由党を、以前の自由党と区別す …

理想主義と現実主義

優位政党の自民党は、かなりの現実主義だ。それに対して野党第1党は、野党の時は理想主義的であるのに、与党になると現実主義的になる(ならざるを得ない)。これは左派政党に限ったことではない。新進党は、1996年の総選挙において …

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