日本人はなぜ政権を選び取ることができないのか、考え、論じる
 
投稿者: <span>伊吹健</span>

戦前の非優位政党再編の総括

※『政党、会派の系譜』の「主要政党・派閥簡略系譜」のような、簡易的な政党の変遷を参照しながら読んで頂けると分かりやすくなると思う。   戦前の第2党を中心とした再編のポイントは、本来立憲改進党と同様に薩長閥と対 …

立憲同志会系の苦悩

※『政党、会派の系譜』の「主要政党・派閥簡略系譜」のような、簡易的な政党の変遷を参照しながら読んで頂けると分かりやすくなると思う。   ・立憲同志会:繰り返しとなるが、立憲国民党の約半数や、吏党系(薩長閥支持派 …

改進党系の苦悩

※『政党、会派の系譜』の「主要政党・派閥簡略系譜」のような、簡易的な政党の変遷を参照しながら読んで頂けると分かりやすくなると思う。   帝国議会開設当時の衆議院における第1、2党は、立憲自由党と立憲改進党であっ …

繰り返す合流

※『政党、会派の系譜』の「主要政党・派閥簡略系譜」のような、簡易的な政党の変遷を参照しながら読んで頂けると分かりやすくなると思う。   民主党と維新の党が合流して民進党が誕生した。「あと何回合流すれば安定するの …

与党同士の選挙協力の問題点、自民・公明連合と民主・共産連合の問題点

政党同士の選挙協力の問題点について見ておきたい。それは、協力している政党間の力の差に変化が起こりにくいことである。 選挙協力は戦前以来、現職優先が原則である。その上で多少の調整がある。協力する政党同士が、協力相手の議員を …

公明党のために公明党批判を

公明党は創価学会の政党であるといって良い。その創価学会は、聖教新聞、創価大学、事実上の指導者である池田大作の著書、そして創価学会、それ自体の広告を、新聞、テレビ、ラジオといったメディアに出している。これは選挙の前にだけ広 …

「いつでも強い政党の味方」の是非~

日本の政治には、公明党という特殊な政党がある。創価学会という宗教法人によって結成された政党であることは知られている。それが特殊な点である。多くの信者と、彼らの知人への熱心な働きかけによって、多くの票を動かすことのできる創 …

2大政党が裏で手をつないでいた五十五年体制と、地方の腐敗

第2党以下の政党が、万年与党自民党を中心とした政官財の癒着構造のおこぼれをもらう政党になると、地方の政治も当然影響を受けることになる。 戦前、地方の議会は自由党の系譜と立憲改進党の系譜に二分されていた。戦後も、その2勢力 …

不健全な「閣外協力型」政治

日本は1993年以来連立の時代に入っているという。確かにそうだ。それぞれわずかな例外を除いて、1948年から1993年までは単独政権、1993年から現在までは連立政権が続いている。単独政権を担ったのは、1955年までは自 …

未熟な民主主義国家に宿った、第1、2党の連合体、最強の優位政党、自民党

※『政党、会派の系譜』の「主要政党・派閥簡略系譜」のような、簡易的な政党の変遷を参照しながら読んで頂けると分かりやすくなると思う。   さて、単独政権を維持した日本民主党(第27回総選挙後なので「第2次」鳩山一 …

Translate »