繰り返しの中の自民党の在り方と、野党の苦悩
優位政党がクライエンテリズム(票や資金を出してくれる団体、または選挙区に、利益となる政治をする―利益とは、日本では許認可、補助金、税制優遇措置、公共事業、規制などだが、国によっては、もっと直接的なものもあり得る―)に染ま …
優位政党がクライエンテリズム(票や資金を出してくれる団体、または選挙区に、利益となる政治をする―利益とは、日本では許認可、補助金、税制優遇措置、公共事業、規制などだが、国によっては、もっと直接的なものもあり得る―)に染ま …
政界縦断(自力で政権を取ることのできない野党と、万年与党的な勢力との再編)がなお残っているとしたことについて、もう少し述べておきたい。 1党優位の日本では、その優位政党(万年与党)が連立政権を組んでくれない限り、野党に政 …
ここから、筆者が今、各党に望むことを書いていくのだが、自民党については書きようがない。まさか選挙で負けてくれなどと言っても仕方がない。万年与党を相手に、「立ち止まって考えろ」とも言えない。 かなりの冒険にはなるが、イタリ …
各党の議席数が全て比例代表制で決まる制度にすると、自民党ですら、よほどのことがない限り、過半数を一定程度下回る状況になる。そうなれば、連立内閣が常態化する。自民党が第1党である場合は、自民中心の内閣になる可能性が高いし、 …
筆者は小選挙区制に決して肯定的ではない。日本のように1党優位でなければ、小選挙区制も悪くないと思うが(どの制度にも長所と短所があるのだし)、日本では、優位政党である自民党を、その本来の力以上に強くしている制度であるからだ …
立憲民主党と国民民主党が合流した。「せっかく分かれてすっきりしたのに、合流して欲しくなかった」という声、「新たな立憲民主党と新たな国民民主党には、選挙協力をして欲しくない」という声を耳にする。民進党系の再統一が立憲優位の …
○驚きの結果 前回都議選のことを書きましたが、もう都議選が終わってしまいました。動画の作成、ホームページのブログ以外の記事を書くのに時間がかかり、なかなか当初の予定通り行きません。「7月中になんとしてでも」と、自分に言い …
東京都議会議員選挙が、あとひと月と迫っています。都議選は衆院選(総選挙)の前哨戦と言われます。都会中の都会である東京では、傾向の変化が分かりやすく表れ、その後遠くない時期に衆院選が行われる場合、それが都議選と似た結果にな …
今年に入って何度か、立憲民主党が内閣不信任案を出そうとし、自民党が衆議院解散で受けて立つ姿勢を見せる、ということがありました。 自民党政権のコロナ対応を評価している人はあまりいませんが、内閣不信任案の提出については、「コ …
話を始める前に、憲法に緊急事態条項を設けることについて、私の立場を述べておきたいと思います。それは【必要ないとまでは言えないが、1党優位の日本では危険すぎる】というものです。かつて悲惨な戦争、敗戦を経験した日本、雰囲気に …